4000 ~short story~

＿ ページ12

お互い大好きな乃木坂のLIVEDVDを見終わると、


チャプターメニューに戻った画面


何となく、どちらからも喋らず、ぼーっとしてた。


Aは俺の耳たぶを触り、


俺はAのほっぺをするすると触る。


もちもちですべすべなその頬に、キスをした。




都築「…昼、食べるか？」


「うん」




特に何も無いから、茹でたパスタにソースを和える




「今度さ日向坂いこうよ、来月のやつ」


都築「あー、行きたい！応募締切もうすぐだよな？」


「うん。拓紀の時間が合えばいこう！」




同じ趣味を、共にできるのはとても楽しいことで。


運良く仕事は休みだから、Aと2人で応募して。




「眠くなってきちゃった」


都築「昼寝でもするか？」


「せっかくのデートなのに？」


都築「どうせなら家デートでしか出来ないことするんだよ

こういう時は」


「じゃあ、お昼寝しようよ」


都築「そうだな」




まだ、電気のいらない明るい昼間


Aと2人で布団に入る。


もう既に、ウトウトしそうなAが可愛かった。


こんなA見れるの、あんまりないから…




都築「今日は思う存分、くっつこう？」


「ん？」


都築「ずーっとぎゅーしてちゅーして。」


「うん」


都築「…ごめんな、いつも」


「え？」


都築「一緒にいてやれないから、さ…」


「いいんだよ全然。仕事頑張ってる拓紀好きだから。

でも、石橋さんとちゅーしすぎだよ」


都築「何？嫉妬？バシに言っとくわ。」


「なんで？」


都築「きもきもきーもでも嫉妬されんだよって」


「自分で言ってんじゃん、きもきもきーも」


都築「きもきもきーもすきなのAじゃん」


「きもきもきーもがすきなわけではない。

勝手にきもきもきーもになっただけじゃん笑」


都築「勝手にきもきもきーもにされたんだよ笑」


「ん」




そう言ってキスをしてきたA。


仕事の話をするのはもうやめた方が良さそうだ


拗ねちゃうから。




都築「好きにしていいかな」


「きもきもきーも」


都築「いいのか悪いのかわかんねぇよ笑」


「拓紀なら分かるでしょ」


都築「…仰せのままに。」




2人で布団を被った午後。


家デートも、悪くないもんだ。




fin.


おれんじさんリクエスト

都築さんと家デート。


ということで、なんだろう。

あんまり家デート感なかった気もするのですが…

甘い系に仕上げてみました。

リクエストありがとうございます！

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