沖田隊長！2番隊隊長の半径1m以内には近づいてはいけない命令が出ました！！

7話 ページ8

朝が来た。さぁ起きるぞと思い起きあがるがまた布団へと戻る。今日私の隊の仕事は台所の掃除だけなのである。
因みに総悟の1番隊は厠だ。全く嫌な場所に当てられたもんだな。でも私を昨日あんなに困らせた罰としてやってほしい。昨日、総悟の口から発せられた「かわいい」という言葉はどれほど私の頭のなかを混乱させたのか・・・。あの時は焦りすぎて頭が真っ白になり、反論しか出来なかった。幼馴染みがあそこまでやるとはな。どこかの少女漫画のようだ。でも少女漫画だったらもっと優しい男だろう。多分。総悟とは違う性格の男だというのは間違いないだろう。よし、と顔をたたき、私は部屋を出た。

隊士 「隊長おはようございます！！」

貴方 「おう。お前ら朝からよくそんなに元気でいられるな。流石20・30代。」

隊士 「いや、隊長は18歳じゃないですか。」

貴方 「若すぎてもいかんのだよ。」
某キャラクターの真似をしたのだが誰一人笑ってくれる者はいなかった。ネタを知らないのか？いや違うな。さっきから苦笑いをしてるものがたくさんいる。お前ら分かってて私を無視したな。少しぐらい反応してくれたっていいじゃないか。

？ 「おいA。ちょっとこっちに来い。」
この声は！？

貴方 「土方さん・・・」

土方 「何でちょっと嫌そうな顔してんだ。おい。」

貴方 「いや、総悟が土方さんを見たら吐きそうな顔をしていれば何の問題もないと言っていたので。」

土方 「総悟のやろう。後でしばいてやる。」

貴方 「それより何でしょうか？総悟関係のことでしたらあまりききたくないのですが」

土方 「いや、その心配はない。近藤さんが焼き芋パーティーやるって言ってたってだけだ。」

貴方 「・・・えっ？それだけですか。」

土方 「おう」

貴方 「あ、いやなんでもありません。じゃあ気が向いたら行ってみます。」


土方「じゃあ近藤さんにもそう言っとく。じゃあな。」

貴方「了解」
土方さんは帰っていった。

貴方 「おーい皆。今の話聞いてたか？」

隊士 「あっはい。」

貴方 「じゃあ掃除が終わったら皆で食いに行こう。」
焼き芋だなんて久しぶりだな。近藤さんはまたテレビか何かに影響されたのだろう。たまには他の隊とも共に活動をしたいしな。そういえば最近ザキにあってないな。ザキがいたらザキと食おう。


それから私は台所に向かった。

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