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6話 ページ7

リーンリーン

障子を開けていたからだろうか?どこからか虫の音が聞こえた。それともう1つ、総悟の「A。ドアを開けろィ。入らせろィ。」という声が聞こえる。

どちらも聞き流していると私が動くより先に総悟が動いた。

効果音はガラッではなくバキッだった。

貴方「・・・入って早々ドアを壊すな。」

沖田「しょうがねェだろィ。いくら呼んでも開けなかったお前が悪いんでィ。」

貴方「文句を言うな。この部屋の主は私だぞ。この空間では私の方が権力がある。」

沖田「さァ?それはどうかねィ?」
 
そう言うと、総悟は私に向かって手を上げた。あぁそうだ。こいつはSだった。ぶたれると思って目を瞑った瞬間
音をたてたのは私の顔ではなく、その後ろの壁だった。
世に言う壁ドンと言うものだ。初めてそれを経験した私は思わず顔を赤く染めた。

沖田「あぁ。可愛い・・・」

混乱しているまま総悟の顔を見た。良く見たら髪が濡れている。妙に色っぽいはずだ。

貴方「な、ななな何を言っているんだ」

沖田「もう1回言って欲しいのかィ?か・わ・い・い」

貴方「や、やめろ。ほんとに何を言っているんだ!」
 
沖田「あぁ。ほんとに可愛いねィ。」

そう言うと私を抱き締めた。

もう頭が真っ白になった。総悟どうしたんだ!いつもより近いぞ。昔は良くやってたけど、この年齢になって抱きつくなんて!!

暫くすると
スゥスゥと寝息が聞こえた。やっと冷静になった私は総悟から酒の匂いがすることに気がついた。こいつ酒を飲んだな。通りでいつもよりかまちょだったのか。でも頭の中でリピートし続けている総悟の言葉にまた恥ずかしくなってきた。
このまま無視しておいて風邪をひいたら困るから一緒に布団に入れてやる。寝ながら私の腕を掴んでくるのでそっと握ってやった。普段はこんなことはしないのだが上京する前は一緒に寝ていた仲だ。それに私にも少しの良心はある。感謝しろよ総悟。

そして私は目を閉じた。
その時私は知らなかったのだ。同じ布団にいる総悟がニヤリと笑ったのを。
そう、総悟は寝ていたフリをしていたのだ。
その目は安心しながら寝ていた私を狼のように離さなかった。

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夏ポメ(プロフ) - こはさん» 当たりです!日向が桜井に言った奴ですw (2017年7月2日 21時) (レス) id: 4d3a4ce031 (このIDを非表示/違反報告)
こは(プロフ) - 黒バスの日向ですよね?(違ってたらごめんなさい) (2017年7月2日 16時) (レス) id: f9afa26ff3 (このIDを非表示/違反報告)
夏ポメ(プロフ) - すいません。言ってませんでした。名前変えました。これに。 (2017年1月22日 15時) (レス) id: 4d3a4ce031 (このIDを非表示/違反報告)
夏ポメ(プロフ) - さくらさん» 進撃ネタ出してみました。ww (2017年1月20日 13時) (レス) id: 4d3a4ce031 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - リ○ァイ兵長www (2017年1月19日 22時) (レス) id: a243a73ee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏ポメ | 作成日時:2016年12月4日 13時

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