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目を開けると、そこは薄暗い照明のカラオケボックス。
下着姿の巨乳美女が花垣に馬乗りになっていた。
気が動転した花垣は、部屋に設置されている受話器を女がとっている間に部屋を抜け出した。
慌てて外に駆け出し、落ち着いたところで塾帰りの日向と出会う。話しながら歩いていると、花垣の携帯電話が鳴った。電話は龍宮寺からであった。
「タケミっち、今何してんの？」
「え？ えっと今は…」
「まぁいいや！
とにかく多摩川の武蔵神社に来いよ。みんな集まっから」
龍宮寺はそれだけ花垣に伝えると、電話を切ってしまった。 花垣は日向に呼び出された事を伝えると、予想外にも日向は付いてくると言う。
意外だな、と思いながらも花垣は日向と話しながら、目的地である武蔵神社まで歩いて行った。
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武蔵神社に着いたものの、辺りは人っ子1人居なかった。
「ここで待ち合わせ？」
「うん」
静かな夜の神社に、段々と騒音が近づいて来た。
やがて、神社入り口の駐車場を沢山のバイクが埋め尽くした。バイクからは背中に東京卍會と刺繍の入った黒い特攻服を来た男たちが降りてくる。
2人が男達に凄まれていると、1人の銀髪の男が現れた。
彼の名前は三ツ谷隆。この東京卍會の弐番隊の隊長を務めている男である。
三ツ谷はついてこいよ、と2人をある男の前に連れて行った。
「よう、タケミっち
悪ィな、急に呼び出して」
周りの男達と同じ様な特攻服であるが、左腕には初代総長と刺繍が入っている。 佐野万次郎であった。
CB250Tに跨った佐野の隣にもう１台バイクが停まっていた。どっしりとした重厚感。圧倒的な存在感を放っている。それに何よりその大きさだ。
「おお、タケミっち。待たせとったみたいじゃのう。
んん？ なんじゃあ、ヒナちゃん連れとったんか」
鳴戸飛鳥である。 彼もまた黒い特攻服を見に纏っていた。
「え、と…鳴戸さん？ でしたか？」
「よう覚えとったなあ、今日もまた別嬪じゃのう」
「つーか、オマエ何、彼女なんか連れて来てんだよ」
鳴戸と日向が話していたところで、龍宮寺が花垣に言った。龍宮寺はこの間の件を日向に謝ると、
「オイ！ エマ！！」
龍宮寺がそう呼ぶと、金髪の女がハーイと返事をして花垣たちの前に現れた。
エマ、と呼ばれた女は龍宮寺に日向を守るよう言われるとりょ〜か〜いと返事をした。
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イアル(プロフ) - 清良さん» コメント有難う御座います！本場の方からのアドバイスは本当助かります！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2021年9月21日 10時) (
レス) id: 2ad308363e (このIDを非表示/違反報告)
清良(プロフ) - 自分が広島県民なので読んでて面白いです(^^)vじゃけえとか疑問文には語尾にじゃろ？とかつけたらもっと広島弁ぽいかもしれません！！応援してます！！ (2021年9月19日 16時) (レス) id: a5914266a6 (このIDを非表示/違反報告)
イアル(プロフ) - うさぎさん» 有難う御座います。頑張ります！ (2021年9月17日 13時) (レス) id: 2ad308363e (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - セリフ１つ１つに方言意識してくれとるんじゃなって感じました。最高です。応援してます! (2021年9月17日 2時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
イアル(プロフ) - 援さん» 有難う御座います。きちんと完結させられるよう頑張ります！ (2021年9月17日 0時) (レス) id: 2ad308363e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イアル | 作成日時：2021年9月12日 0時
