は じ め ま し て 、 化 物 で す 。

大和守と案内 ページ7

大和守side





鶴丸「…っ、く、はははっ…」



『鶴丸さん？』



隣で笑い声が聞こえた
そっちを向けば笑ってる鶴丸さん

え、なに？なんで？



鶴丸「っはぁ、久しぶりに笑わせてもらった

まだ、あんたを信じた訳じゃないが
俺は鶴丸国永だ」



貴方「よろしくお願いしますね、鶴丸様」



はぁ、鶴丸さんが自己紹介したなら
しなきゃじゃんか



『大和守安定…』



貴方「大和守様ですね

お二方、どうぞ、宜しくお願い致します」



宜しくする気はないんだけど
取り敢えず本丸の大広間に連れていこう

それにしても、
この人間なんで三日月さんを連れてるんだろう…？

まあ、疑問はおいといてこの後のこと考えなきゃ
先ずは…



『案内するから着いてきて

鶴丸さんは皆を大広間に呼んできて』



そこでみんなの意見を聞こう



鶴丸「ああ、わかった」



貴方「ありがとうございます」









・








道中はとても静か
まあ、僕は人間と喋りたくないし
静かだっていいんだけど

なんて、思ってたら
いつの間にか大広間に着いていた



『呼んだら入ってきて』



貴方「分かりました」



人間を置いて大広間に入っていく

皆傷ついてる
手入れだってしてくれなかった
あの人間もそうかもしれない

人間がきたと言ったら皆同じ反応

やっぱりあれだけ
暴力、暴言、夜伽とかされてたらそうなるよね

僕だって清光を傷つけた人間を許してない

だから、僕達はちょっとした計画をたてて
それから人間に戸を開けさせた

なにも知らない人間だから
きっとうまくいくと思ったのに…








本当に何者なの？








.

化物と大広間→←大和守と誰？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す