夜空の双子はマフィア嫌いⅢ (ページ41)

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134話ページ41

～蒼斗Sidn～
スクが大声で部屋に入ってきた

ス「おい蒼斗！！誰か外にいるぞ！！」

マ「！入ってきたみたいだね」

ベ「敵か」

マ「攻撃しないほうがいいと思う」

ス「ドアが開いたらいっせいに攻撃しろ！！」

少しして扉が開く

ベルはナイフを投げ、スクはすかさず剣で攻撃した

でもそこにいたのは敵ではなく･････

雪「いっ･････」

蒼「え･････雪希？」

なんでここに？

雪「兄さん、やっぱりここにいたんだね」

雪希は笑顔を浮かべている

ベ「しし、なんだ雪希かよ♪」

ス「うﾞぉぉぉい、敵かと思っちまったじゃねぇか！頬は平気か？」

マ「僕は最初から何となくわかってたよ。だから攻撃しない方がいいって言ったんだ。ね、蒼斗？」

蒼「うん」

確かに言っていた

でもなんで･････

雪「兄さん」

蒼「･････なに･････」

雪「私、決めたよ。私は･････綱吉に味方する」

え？

ボンゴレに！？

マ「え、雪希本気で言ってるの？」

ベ「･････別に止めはしないけどさ、できれば俺はお前と敵同士にはなりたくないんだけど？」

ス「それがお前の覚悟かぁ？」

雪「うん、本気だよ。自分の意思で決めたこと」

そう････なら･･････

蒼「わかった。でも忘れないで。僕達は敵であり見方だ。だって僕と雪希は二人でひとつでしょ？」

雪「うん、私達は今も昔も･････二人でひとつ、二人で一人だよ･････」

そういって僕の震える手を握ってくれた

それは、とても温かくて

少しの間だけどこの温かさに触れることができないのが寂しいと思う自分がいる

マ「僕達もわかったよ。今は敵だけど、心はキミの見方だ」

ベ「もちろん、蒼斗の見方でもあるぜ」

蒼「ありがとう」

ベ「ししし、当然♪」

雪希が泣きそうになっているのをこらえている

蒼「雪希」

僕はぎゅっと抱きしめた

雪希がボンゴレに

それは僕にとって不安でしかない

でも、今だけ･････安心させたい

蒼「僕は雪希の見方だから･････ヴァリアー側について意見は違うけど･････なにがあっても雪希を傷つけたりしないよ」

雪「お兄ちゃん･････私も･････お兄ちゃんを傷つけたりしない、絶対に」

大丈夫

大丈夫だよ

僕と雪希は何があってもずっと一緒だ

たとえそれが敵同士であったとしても

これからもずっと

ずっと･･････････