129話 ページ36
〜雪希Ｓiｄn〜
リボー「だがプリーモの包容力と仲間を大切にする絆を認め、兄の方は承諾したらしい。弟は結局暗殺部隊に残り、たまにボンゴレに力を貸した。兄はボンゴレと暗殺部隊を行き来しながらも、どちらかと言えばボンゴレ側だったと残されている。お前らに似ていると思わないか？」
まぁ、確かに似てるけど･･･････
そんなそっくりって訳じゃ･････
雪希「それより、跳ね馬さん。」
ディー「その呼び方ははじめてだな･････。で、なんだ？」
雪希「兄さんはどこにいるの？」
ディー「･････」
私がそう聞くと少しばつが悪そうに頬をかく。
でも私は読心術が使えるし、兄さん以外の人なら大抵読める。
どうやら兄さんはあの後スクアーロを追いかけに行ったらしい。
スクアーロもヴァリアーのみんなも私は信じてるし、好き。
正直敵同士になるのはいや。
けど･････もしかしたら綱吉に関わることで本当に心から人を信じることができるようになるかもしれない。
雪希「･････私、兄さんのとこ行ってくる。たぶん、イタリアにいると思うから。」
リボー「待て、雪希。ヴァリアーにそなえて俺達は実力アップするためにそれぞれ家庭教師をつけることにした。･････お前はどうする？」
雪希「いらない。今は兄さんに伝えたいことがあるから。」
ディー「･････といってもそれは叶わないと思うけどなぁ･････」
跳ね馬さんがそういうのと同時に、病室のドアが荒々しく開かれた。
そこには、雨のアルコバレーノとボンゴレ晴れの守護者がいる。
雪希「笹川先輩･････」
了平「極限ーーーー！琴森雪希！リベンジしに来たぞ！」
雪希「リベンジ？なんのこと？」
了平「忘れたとは言わせんぞ！お前を勧誘しに行ったあの日、お前は俺を一瞬で倒したではないか！俺は極限に感動した！だが、男である以上やられっぱなしはしゃくなのでな」
雪希「(雲雀さんと同じタイプか･････それともただの負けず嫌いか･････どちらにせよ兄さんの気持ちがちょっとわかった気がする････)」
私はそんなことを考えながら荷物をまとめる。
燃えてる笹川先輩をしりめに病室からでて行こうとするが、それはかなわず笹川先輩に首根っこを捕まれる。
あ、これなんか先見えた気がした･････
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作者名：ダメネコ＆M･Mっち | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2019年8月1日 15時
