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293話 ページ44
ラント「｛剣武魔神｝の中で1番強いのは誰だ？」
朱夜「私には解りません。ですから・・・朱雀」
ﾊﾟｧｧｯ
朱雀「私が教えよう」
ラント「朱雀、答えてくれ、不動明王は、｛剣武魔神｝の中でどれ程の実力者なんだ？」
朱雀「不動明王は・・・私達の中で1番の実力者だ。不動明王の次に玄武が強く、玄武の次に私が強く、私の次に阿修羅と白虎が強いという感じだ」
チアキ「つまり・・・1番強い奴を連れて行かれたって事か、面倒な事になったね」
朱雀「安心しろ、奴らに不動明王を従わせる事はできないだろうからな」
ノズチカ「どういう事だ？」
朱雀「我々｛剣武魔神｝は朱夏様、そして《妖怪ウォッチオーガ》を持つ者にしか従わない。さいわい、《妖怪ウォッチオーガ》は此処にある。だから不動明王は奴らに従う義理は無い」
ラント「そうか・・・」
チアキ「・・・ねぇ、おかしくない？」
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