『2005.12.07 18:00』 ページ40
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｢はぁ、バカだろ俺｣
もう少しで18時になる。外は暗くなって月明かりが照らす。
行きたいようで行きたくない。会いたいようで会いたくない。
自分の心の中の何かが葛藤する。
｢…寝るか｣
目を閉じる。
コンコン
｢入るよ悟。｣
傑の声。
ドアが開く音も聞こえる。
｢勝手に入るな｣
｢なら鍵くらいかけたらどうだい？｣
｢うっせ｣
何故、俺は傑に当たってるのかわからない。
もう俺が何したいのかすらよく分からない。
｢ほら、行くよ｣
傑が何を言おうと俺は動かない。
｢悟、Aが待ってるよ。｣
Aの名前を上げたとしても動かない。
｢はぁ、往生際が悪いよ悟。｣
｢なんとでも言え｣
｢もういい、無理矢理にでも連れていく。｣
｢は？え？ちょ｣
俺は傑に手を引かれ無理矢理に連れ出された。
___
｢おい、傑｣
｢早く開けな。｣
モヤモヤが続く中で部屋に入るのは、気が引ける。
ドアノブに手をかけようとしても回せない。
｢何戸惑ってるんだい。私が開けてしまうよ。｣
｢ま、まま待て｣
心の準備とかがまだだと言っても傑には効かない。
ドアが開けられ背中を押される。
｢おい！傑！！｣
前を向こうとしたら何かが舞ってきた。無下限呪術があって良かった。
『｢｢｢誕生日おめでとう｣｣｣』
そこには、硝子、歌姫、夜蛾先生、冥さんがいる。
｢悟、おめでとう｣
『おめでとう！』
そうか今日、俺の誕生日じゃん。
｢悟、Aはこの誕生日パーティーをサプライズしたかったのだよ。｣
｢A｣
『本当に、ごめんなさい。ボク隠すの下手だから。それで…』
俺は知らず知らずにAを抱きしめていた。
｢俺の方こそごめん。ありがとう。嬉しい。｣
『悟が嬉しいなら、何よりだよ。』
｢でもさ、なんで歌姫、夜蛾先生、冥さんがいんの？｣
『ぼ、ボクが呼んだ！』
｢｢｢Aの頼みなら…｣｣｣
｢なんなの？｣
『でも、多い方が嬉しいでしょ？』
｢騒ぐぞー｣
硝子も騒ごうとしてるの面白。
まぁでも一年に一度だもんな。
俺も俺の誕生日だし、楽しもう。
｢ゲームしよーぜ！！！！｣
パーティーにもってこいだろ？
｢ﾌﾌｯ｣
『ゲーム？』
あれ？A、やった事ないのか？
｢A、やった事ねぇーの？｣
『うん』
｢マジか？！じゃあやろうぜ！！！｣
『悟、お誕生日おめでとう。大好きだよ。』
俺は生きる中で何回彼と祝えるのだろうと考える。
けども、今は今を楽しもう。感謝を込めて。
｢俺もだよ。｣
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きょーや(プロフ) - 洸さん» こんばんは！リクエストありがとうございます！続編の｢比翼連理な毎日｣の｢求漿得酒｣をタイトルに書かせていただきました。洸様のリクエストにお応え出来ましたら幸いです。 (2022年5月3日 23時) (
レス) id: 63ac262d52 (このIDを非表示/違反報告)
洸 - あの、リクエストしてよろしいでしょうか。酔っ払った夢主と五条さんの話が見たいです。気乗りしなければ見なかったことにしてください。 (2022年4月23日 19時) (レス) @page41 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょーや | 作成日時：2021年9月17日 1時
