夢現�� ページ14
『ただいまぁ』
ガチャッとアパートのドアを開け、
玄関で靴を脱ぎながら言う。
すると、部屋の奥から「おー…」と
気の抜けた返事が聞こえた。
オジサンこと伏黒甚爾だ。
��あの日以来��ずっと俺のヒモで落ち着いている。
そう、あの日以来、俺の金で生きているのだ。
誇らしくはない。
貯金の減りがえげつなくて、
今は通帳を見るのが嫌なくらいだ。
『今日は夕食を買ってきましたー』
「おぉ……………………………？」
『ん？』
そう言いながらコンビニ袋を掲げた。
今日はコンビニ弁当だぞ。
オジサンの分も買ってきたからな！
なんて、ニヨニヨしている俺だが、
振り返ったオジサンは俺を見て首を傾げた。
なんだ？
なんか変なもんでも……やっぱ幽霊か！？
しかし、俺が聞く前にオジサンはぷいっと顔を逸らす。
「………いや、なんでもねぇ」
『おう…？』
まぁ……………いいか。
お弁当はオジサンに託して、俺は着替えてこよう。
そう思い、俺は自分の部屋に移動した。
━━━━━━━━
━━━━━
━━━
卒業とともに寮から追い出され、
俺は泣く泣くオジサンに貸し与えている
アパートに引っ越してきた。
広いところで良かった。
あと、引っ越したいことを言うと、
案外すんなりOKしてくれたのが助かった。
「は？知らねぇよ、来んな」って言われたら、
枕をびちゃびちゃに濡らす自信があったからな。
そんなこんなでオジサンと弁当を食べながら、
俺は今日あったことを正直に話した。
特級が襲いかかってきたこと。
津美紀が入院していること。
オジサンはただ無言で食べながら聞いていた。
『というわけで、今日は帰るのが遅くなった』
「ん、そうか」
………………それだけ？
つ、津美紀が入院してるんだぞ？
『…それだけ？』
思わず、次は口に出して聞いてしまう。
いやだって、普通は心配するもんだろ。
オジサンはお茶を飲むと、
ドンッとそれを置いて言う。
「別になんもねぇよ」
『別にって…会いたいとか思わないの？』
「…一応言っとくがな」
低い声。
ギロリと鋭い目で俺を見つめてくる。
もしかして地雷を踏んだか？と思うくらい、
聞いた事のないような声だった。
ごくりと息を飲む。
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Moon(プロフ) - 続きよろしくお願いしますm(_ _)m (7月21日 16時) (
レス) @page29 id: 95380bd188 (このIDを非表示/違反報告)
ナン - 本当にずっと大好きです！ずっと待ってます！ (2022年9月25日 7時) (レス) id: 4fd43f08d2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちょ - 本当に大好きで、1年くらい前から何周もして見させていただいておりました。もっかい見たくて久々に来たけどまだとまってるぅ泣いつまでもつづきまってます！！！ (2022年8月9日 3時) (レス) id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
御影 - 完結済みなのでしょうか...?私はこの作品がとても好きで何回も見にきては更新を楽しみにしています。現実の方でも忙しいと思いますが頑張ってください！！ (2022年5月29日 21時) (レス) id: b108857f79 (このIDを非表示/違反報告)
焼き鮭 - この作品は完結済みですか？大好きな作品なので、続きがすごく気になります！ (2022年5月20日 17時) (レス) @page29 id: 64769613b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2021年3月7日 15時
