『あの』出来事１ ページ7
「あの、僕たちここに居ていいの？」
「まだ家に居てもらって大丈夫です。みなさんにも聴いてもらいたいですし」
「『あの』出来事についてですか？」
「…はい。その前に刀也をちょっとリビングに連れていきますね。…刀也〜？リビングのソファで寝てる？」
「…ごめん」
「なんで謝るの〜？別に刀也は悪くないよ。ほら、おやすみ」
「ん…」ﾊﾟﾀﾝｯ
「ふぅ…。あ、これについてもお話ししますね。刀也は『あの』時のことを思い出すと情緒不安定になっちゃうんです。私が全て悪かったんですけどね…」
「確かにあんなもちさん初めて見た！…それで『あの』時ってなんなん？」
「はい、あれは私達が中学2年生の時でした…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ねぇA、最近何かあったの？」
「なんで？」
「なんかいつもより機嫌がいいからさ」
「んー、特にないよ。強いて言えば給食美味しかったなって」
「なにそれw」
あの時、私は初めて告白されて付き合って浮ついていた
そこを刀也に悟られたんだろうけど、私は付き合っていることを刀也に言わなかった
…刀也を悲しませたくなかったから
今までは刀也を1番に考えて行動していたけれど彼氏が出来てからは刀也ばかりに構えなくなってしまう
それを刀也に言うのは憚られるからだ
でも、ある日刀也が言ってきた
「…ねぇA、○○と付き合ってるって本当？」
「な、んで？」
「同級生に聞いたの」
「…そうだよ」
「…なんで」
「え？」
「なんで僕に言ってくれなかったの？！僕、そんなに信用できなかった？！」
「と、うや？」
「僕、調べたんだよ。○○のこと。別れた方がいい。あいつ、絶対Aに害を与えるから」
「なんで、調べたの」
「Aが心配だったから。ねぇ、別れよ？僕、Aが悲しむの見たくな「刀也に何が分かるの！」え？」
「私が刀也に言わなかったのは刀也を悲しませたくなかったからなのに！勝手に早とちりしないでよ！それに私が誰と付き合おうと私の勝手でしょ！意地でも別れてやんないから！」
「は、え？A、？」
確かに彼氏にはいい噂を聞かなかった
別れよっかな、なんて付き合って1週間ぐらいしか経ってないけど思ってた
…今思えば初めて付き合って浮かれてたからだと思うけど
絶対に別れてやるもんか、って意地になってしまった
…刀也はただ私を心配してくれただけなのに
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神楽 - すげぇ (7月19日 21時) (
レス) @page35 id: 8b146cc8f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - てぇてぇ (7月13日 23時) (レス) @page32 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - てぇてぇ (6月27日 17時) (レス) @page33 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
ここなつぁ。 - …え。泣いたけど？泣きましたけど？双剣てぇてぇでした…。最後は感動して、泣きました((。神作でした有り難う御座います‼ (2023年4月22日 16時) (レス) @page33 id: d72a0ee724 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ていたことになってしまうと思います。もし余裕があれば訂正すると今後読む方もつっかえることなく読めると思います。素敵な作品をありがとうございました。 (2023年1月5日 0時) (レス) id: 00c4e4edd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るみ | 作成日時：2022年10月26日 0時
