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楓は姉の作るものには回復薬の様な効果がある、とゲームの様な話をされて分けてもらった親子丼をじっと見つめた。
「見た目じゃわかんないもんだねえ〜」
涼「そうよ。だから土蜘蛛あんたも食べておきなさい。あ、楓三つ葉食べて〜」
「いいよー、…にがぁ」
涼「三つ葉だけ食べたらまずいに決まってるでしょ？全くお子様ねぇ」
「それもそうだけどさぁー。
三つ葉を食べれないお涼に言われたくない。」
涼「うぐっ…」
涼「何か疲れたわ〜。私寝る。」
葵「え、いいの？」
涼「別にいいでしょう？ 今の私はただの謹慎を言い渡された雪女よ…」
「そっか、じゃあゆっくりおやすみ。“ただの”雪女さん♪」
涼「キィーっ！ このクソガキめっ」
スパーンッ
勢いよく襖を閉められて葵は楓に話しかけた。
「楓、あいつにはなーんか棘のある話し方してなーい？ 」
「まっさか〜。ここにいる間は大切に接するつもりだよ♪」
ニコニコと答える楓
「ふぅーん…、あ、私鈴蘭さんの所に行って来るからそれ、食べといてね」
「おい、待て鈴蘭に何するつもりだ！」
シューッ！
と土蜘蛛は強い酸のある糸を吐きかけるがそれは届く前にヘロヘロと落ちた。
「ほら、霊力がないからこうなるのよ。」
「うるさい！誰が士郎の孫娘の飯何か食うか！」
「もう…楓後は頼んだわよ。」
「らじゃー」
「いくらお腹空いたからって土蜘蛛のを食べちゃ駄目よ？ あんた隠り世に来てからさらに食べ盛りが進んでるんだから。ふとっちゃうわよ？」
「あはは…。我慢出来なくて。」
「ったく…。冷凍庫にアイスの余りがあるわ。食べていいわよ。」
「やった！ おねーちゃん大好き！」
「はいはい。行ってきます」
「行ってらっしゃーい」
葵が立ち去ると楓は強い酸が溶かした石を雑巾で磨き始めた。
「おい、士郎の孫娘。」
「…」
「おい！！ 孫娘！」
「…」
「おい！！」
「…ああ''？ 何だよ？」
楓の余りの態度の変わりように土蜘蛛は目を剥く。
「おま、「さっきからごちゃごちゃうっさいのよ…。孫娘孫娘…お前は私達を“そうとしかみれない”
わけ？」……」
気だるそうにいう楓からは葵を前にした犬のような楓はおらず、大人っぽい気だるさが溢れ出ている。
魔性の色気をぶつけられた土蜘蛛は思わず黙った。
それと同時に言葉の意味に疑問を持つ。
「それってどういう…？」
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霞葉 - 凄く面白いです。神作見っけ。…あの、付かぬ事をお聞きしますが名◯偵コナ◯結構好きだったりしますか…？ (2020年6月8日 14時) (
レス) id: a64398df50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - やっぱ何度みてもおもしろいです！更新待ってます！ (2020年5月18日 21時) (レス) id: a1a5906877 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりひこ - オモシロイ(^o^) (2019年7月20日 8時) (レス) id: ae0fdfb0e4 (このIDを非表示/違反報告)
桜華舞姫(プロフ) - とても面白くてお気に入りにしちゃいました！更新頑張って下さい。お願いします！ (2019年3月28日 23時) (レス) id: 560a31fb84 (このIDを非表示/違反報告)
桜夜(プロフ) - ありがとうございます！ 頑張ります。面白いと言っていただけて嬉しいです！ (2019年1月30日 15時) (レス) id: ca9811f6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜夜 x他5人 | 作者ホームページ：http://ｈｈｔｏｔｒｐｌ
作成日時：2018年10月13日 23時
