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自分でも知らないこと ページ30
葵はおずおず、
というように聞いてきた。
葵「えーと、つまり・・・
楓は人間でもあるし、あやかしでもある
ってこと？」
楓「そうよ。」
私は眉をよせる。
そして、少し声を低くした。
楓「大ざっぱに言うと、 ね。
・・・
たぶん、私の能力から見て
両親のどちらかが、祖父の史郎の血をひいた陰陽師で
もう一人が現世と隠世を自由に移動できるあやかし。
私はどちらかというと祖父と陰陽師の人間としての血を多く受けついでいて
あやかしの血は此処に来て初めて尻尾だけ形に現れたから分からないけど
あやかしの基本的な能力として、生命力・身体能力はある。 」
人間の母を持つ松葉様、
私の秘密を初めて知った葵
私のあまりにも膨大な秘密を知った大旦那様、白夜さん、暁 そして、銀次さん。
有り得ない、と目を丸くする天狗達と天神屋の従業員達。
みんな目を丸くして此方を凝視している。
そう、有り得ない。
普通、あやかしの能力の方が強いため
松葉様のように人間とあやかしの間には
・・
純血のあやかしが生まれるのが普通なのだ。
・・・現世と隠世を行き来できるほどの上級は大旦那様ぐらい。
それくらい権力もあって、さらに上級のあやかしなんて、1術に限られている。
・・
そんな上級のあやかしと現世であの津場木史郎の血をひいた陰陽師の間
に出来た子供。
みんなが驚いても仕方ない。
現世で下級のあやかし達に怖がられた。
その事実を知りながらも接してくれたのは、
おじいちゃん、セイ、リュー、サラ、シル
だけだった。
・・・でも、まだ葵には話せなかった。
信じていない訳じゃない。
・・・・・・怖かった。
里親達に珍しいと、引きとられそのたびに罵られた、オッドアイ。
オッドアイの人間の私が掴んだ幸せ。
それを絶対に離したくなかった。ずっと。
・・・・・・ずっと。
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桜夜 - すみません。大幅にシナリオと設定に変更があります。 (2018年10月29日 18時) (
レス) id: 5ed7eda12b (このIDを非表示/違反報告)
桜夜 - 改名しました。これからも宜しくお願いします!! (2018年10月13日 22時) (レス) id: 5ed7eda12b (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - すいません。今から作品を大幅に変えます。やり方が今ごろよく分かってきました。ご迷惑をおかけします。 (2018年10月6日 23時) (レス) id: 5ed7eda12b (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - お世話になります。ありがどうございます。 (2018年10月2日 21時) (レス) id: 5ed7eda12b (このIDを非表示/違反報告)
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