真実 ページ28
耳がキーンと、した。楓っ!ご乱心！！
楓「どーして!、あんたはこんなにあやかしがいるってのに
挑発するような言葉ばかり口にするんだ!? わざとなのかっ！?
どちらにしても私には理解できないし、危機感がなさすぎでしょうがぁ！！！
シルにあんた逹の会話を届けさせてた時、どれほど、びっくりしたことかっ！！
今にも飛びかかれて、喰われないか心配したんだよ?!
下手したら一発で人生終わりになるかんね！！ だから、もう黙ることっ！！
頼むから、静かにしてっ！！」
楓は怒ったことはないけど、怒るなら静かに怒る派だった。
ますます目が丸くなる。
大旦那様と周りのあやかし達も目を丸くしている。
いや、楓が感情を露わにしたことではなく
見たこともないあやかしが怒っていることに、驚いているのだろう。
でも本当に楓の顔全体で感情を露わにするのは初めて見た。
そういうと楓はぜいぜい、胸に手を当て一生懸命呼吸をし始めた。
ギリギリと握りしめた拳から、ツーっと血が流れる。
こんなに心配してくれたんだ・・・
でも、あやかしって頑丈なのよね？ どうして楓は爪を立てただけで血が流れるの？
葵「?あんたどうして血が出てるの？」
楓「静かにしてって、言ってるでしょ！
いくら、あやかしの血が流れてても体は人間なんだからねっ！！」
私が後でしつこく聞くことを知っている楓はやけっぱちぎみに叫ぶ。
って、は？
フロント全体が静かになる。
葵「ちょっと、それどういうこと？楓っ！」
楓を呼んだらあやかし達が『え、えええええええぇっ！！』とまた飛び上がった。
楓の今の姿を知っているのは私と平たく言うと松葉様だけ。
松「そ、そうじゃ。それにその姿は・・・？」
楓「・・・・・・」
苦い顔になった楓は翼を消すと私達に背を向けると、髪を持ち上げ
うなじを晒した。・・・・・・って、あれ？
葵「め、目がない・・・？」
そう、楓があやかし姿になったときに見た第3の目がないのだ。
その代わりに・・・
楓「これは『ウーン』って読む梵字。瘡蓋の下にあったの。
それがあやかしの力を封印してた。
それと第3の目は幻影。 あれをみると大半の人が襲ってこずに逃げてくの。
あの時は、うっかりしてた。」
それはくっきりと、赤いあざで現れていた。
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桜夜 - すみません。大幅にシナリオと設定に変更があります。 (2018年10月29日 18時) (
レス) id: 5ed7eda12b (このIDを非表示/違反報告)
桜夜 - 改名しました。これからも宜しくお願いします!! (2018年10月13日 22時) (レス) id: 5ed7eda12b (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - すいません。今から作品を大幅に変えます。やり方が今ごろよく分かってきました。ご迷惑をおかけします。 (2018年10月6日 23時) (レス) id: 5ed7eda12b (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - お世話になります。ありがどうございます。 (2018年10月2日 21時) (レス) id: 5ed7eda12b (このIDを非表示/違反報告)
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