継子7 ページ7
恥ずかしいし照れてしまうので炭治郎と付き合っていることは内緒にする事にした。
だけど善逸には音ですぐにばれた。
たくさん恨み言を言われたけど、最終的には祝福してくれて付き合っていることも言わないでくれた。
『ただいま戻りました。』
千「おかえりなさい。」
出迎えてくれた千寿郎と一緒に廊下を歩く。
『師範はどこですか?』
千「兄上なら庭で鍛錬をしてますよ。」
『ありがとうございます。挨拶をして来ますね。』
さり気なく手を握ろうとしていたのをさっと振り払い庭へ向かう。
小さく舌打ちが聞こえたが気のせいだろう。
『師範。ただいま戻りました。』
杏「む!よく戻った!怪我は?」
『ありません。』
杏「なら良かった!」
ぎゅっと抱き締められ頭を撫でられる。
本当はやめて欲しい。
炭治郎と付き合い始めたしそもそも師範は嫌いだ。
いっそのこと炭治郎と付き合っていることを言おうかと思ったが言ってもやめてくれなさそうだ。
気が済めば離してくれるので今回もそれを待った。
そういえば任務で二日ほど時間が空いたが継子になってから一週間だなと思う。
まだ一週間なのに何だこの距離感は。
近い。 近すぎる。
かと言ってもう慣れてしまったので今さら距離を取ろうとしても無理だろう。
杏「…よし!夕飯にしよう!!」
師範に手を引かれ部屋に入っていった。
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杏「A!何かいい事でもあったのか?」
『え?』
杏「嬉しそうな顔をしている!」
多分炭治郎と付き合っていることが嬉しいのだろう。
そんなに顔に出てしまうのかと自分の顔を少し触りながら答える。
『兄弟子と任務だったので。お互いの安否も確認出来ましたし。』
嘘ではない。
八割がた付き合っていることだがもちろん生きているか心配だった。
杏「…そうか!」
千「………。」
師範は妙に間のある返事をして、千寿郎はさっきまで笑っていたのに真顔になって味噌汁を啜っていた。
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千寿郎にはタメ口にしようと思っていたのですが、ちょっとやりづらいので名前は呼び捨てだけど敬語は使っている感じにします。
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ホノハ - 煉獄さんが怖いけど、そこもいい!! (2021年11月11日 18時) (レス) @page9 id: 8dccd387ce (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - きなこむしさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けたようで何よりです!!!読んで下さりありがとうございました!!! (2021年1月29日 10時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
きなこむし - 煉獄さんは純愛じゃなくヤンデレ一択!しかも千寿郎君もヤンデレ?兄弟で素晴らしいです!ぜひまたの作品を楽しみにしています!素敵な作品ありがとうございました (2021年1月29日 0時) (レス) id: 965738ec66 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 澪さん» そんな事無いですよ。褒めていただいて嬉しいです!ありがとうございます!!! (2020年3月20日 21時) (レス) id: cae380dc3e (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 椿さん» いえいえ!!椿さんの神小説が表現力と語彙力が激高過ぎたので影響されたのかもしれないですね!(>v<# (2020年3月20日 20時) (レス) id: 001cac99b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椿 | 作成日時:2019年11月15日 19時