気絶させられて目が覚めたら炎柱の継子にされてた上にセクハラされる。

継子19 ページ19

師範が帰ってくるまで、千寿郎に毎晩抱かれた。




師範とは入れ違いで任務が入り会うことは無かった。








炭治郎は、まだ起きない。









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しばらく任務が立て続けにあり、何週間も煉獄家に帰っていなかった。



ずっと藤の家紋の家で過ごしていた。





しかしある任務中に怪我をし、一番近かったのが蝶屋敷だったので蝶屋敷で治療をしていた。






し「Aさん。少しいいですか？」


『はい。』







ベットで本を読んでいるとしのぶさんが入って来た。




私以外の患者はおらず、ガランとした病室の窓から太陽の陽が降り注いでいる。



私が使っているベットのそばの椅子に座ったしのぶさんに太陽の陽が当たり、少し眩しいと思った。







し「どうか、落ち着いて聞いてください。」


『？』


し「Aさんは今、妊娠しています。」






ぼとりと、片付けようとしていた本を自分の足の上に落とした。







し「Aさんは確か、戦っている時に吐き気と眩暈に襲われその時に鬼に切られ怪我をしたと言っていましたね。」


『…はい。』


し「それは妊娠した時の初期症状です。」






太陽の陽が雲で隠れ、部屋が暗くなる。


しのぶさんの顔に影が差し、その藤色の瞳が私を捉える。







し「相手に、心当たりはありますか？」


『えっ…と、』






無いわけではない。




師範か千寿郎のどっちかだ。




でもこの時なんて言えばいい？






杏「腹に子がいるのならもう戦えないな！」





返答に困っていた時、いつの間にか師範がそばに立っていて驚いてしまった。






杏「胡蝶！相手は俺だ！」


し「煉獄さん。自分の継子に手を出したんですか？」


杏「むぅ！我慢が出来なかったのだ！」


し「はぁ…。でも相手が分かっているのならいいです。Aさん。相手は煉獄さんで間違いないですか？」


『は、はい…。』







これで千寿郎の名前を出したらどうなるか分からない。




きっとしのぶさんは相手が師範だから困っていたと思ってくれただろう。






杏「元気な子が生まれるといいな！」


『そう、ですね…。』






ぎゅっとシーツを握り締めた。

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