インフルエンザと胃腸炎 ※特殊年齢操作 ページ41
聡side
勝「ただいま〜」
聡マリ「父さんおかえりなさい！」
風「おかえりなさい、仕事お疲れ様」
健「……っ！」
仕事から帰ってきた父さんをみんなで玄関までお出迎えする、我が家恒例の時間
朝送り出した時よりもスーツが少しよれていて、今日もお仕事大変だったんだなって思ったけれど、相変わらず父さんの顔面はキラキラしていて眩しい
勝「今日は忙しくて昼間連絡できなかったけど、大丈夫だったか？」
そう真面目な顔で僕らに尋ねる父さんの手は、末っ子の健人の頬っぺたに伸びている
いや、確かにまだ中学生の健人の頬っぺたは真っ白でもちもちしてて触りたくなるのも分かるけどね？
僕たちに大丈夫か聞きながら触らないで！？笑
相変わらずな健人への溺愛っぷりに笑いを堪えるのに必死な僕と、年子の弟のマリウス
そして長男である風磨兄ちゃんは相変わらず落ち着いた様子で、父さんに今日の様子を報告していた
勝「何もなかったなら良かった
じゃあ、夕飯にしようか」
父さんの声に合わせてみんなでリビングに向かう
風磨兄ちゃんとマリが父さんの上着や鞄を持って歩いて行ったから、僕は健人の乗っている車椅子を押しながらリビングに向かった
聡「今日は父さん何作ってくれるかな？」
健「……っ！」
聡「ん？カレーが食べたいの？確かに父さんのカレー美味しいもんね〜」
僕の反応にニコニコとあどけない笑顔を浮かべながら頷く健人
健人は産まれてすぐに罹ってしまった感染症が原因でアテトーゼ型脳性麻痺という症候群を発症した
身体が不随意的に動いてしまって、それによって座ったり立ったりする姿勢を保つのが難しいから、こうしてずっと車椅子で生活をしている
言語障害もあって喋ったりは出来ないけれど、こうして笑顔だったりいろんな表情を見せてくれるお陰で、いつしか言いたいことは大体分かるようになった
それは僕だけじゃなくて父さんも、風磨兄ちゃんもマリウスもきっと同じで
喋れないから嫌だとか、外で一緒に遊べないから嫌だとか、健人に対してそんなネガティブな感情は一度も持ったことがなかった
聡「わー！本当にカレーじゃん！
よかったね健人！」
健「…っ！！」
勝「え、なに？健人カレーが食べたかったの？」
健「…！！！」
マ「本当だ嬉しそう！」
風「んふっ、マジで幸せそうに食べるやん」
健人のあどけない笑顔に全員の頬が緩む
僕の家族は温かくて
本当に大好きだな、と思う
この瞬間が僕にとって宝物だ
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紫苑(プロフ) - なーささん» お返事遅くなってしまい申し訳ございません。リクエストありがとうございます！順番に更新致しますので暫くお待ち頂けると幸いです！ (2021年11月5日 0時) (
レス) id: b5618e00f8 (このIDを非表示/違反報告)
なーさ - 勝利くんが低血圧になる話が読みたいです！ (2021年10月14日 17時) (レス) id: dc50f807a8 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - kn_さん» お返事遅くなってしまい申し訳ございません。リクエストありがとうございます！更新までお待ちいただけますと幸いです！ (2021年9月23日 17時) (レス) id: b5618e00f8 (このIDを非表示/違反報告)
kn_(プロフ) - 更新有り難う御座います！！ (2021年9月16日 7時) (レス) id: 26288553d9 (このIDを非表示/違反報告)
kn_(プロフ) - 服を触った時、たまたまお尻に当たってしまい、健人くんは腰が抜けて、震えて泣きながら座り込んでしまい、風磨が駆けつけて、様子を見て、自宅に返す。メンバーは仕事が終わってから健人君の看病に行ったら倒れていて、その後、事情を話し、看病をお願いします！ (2021年8月29日 16時) (レス) id: 26288553d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年7月21日 19時
