◎ ページ17
S.Sside
樹くんが街ロケを巻きで進行してくれたお陰で、なんとか倒れる前にケンティーをロケバスの車内で休ませることが出来た。だけど変わらず息は上がって咳も止まらず苦しそうな姿に心が痛む
健「ｹﾞﾎｯ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…ﾊｧﾊｧ……」
風「…ねぇ、マネージャーこれもう無理じゃない？
リスケか、最後のとこだけ各グループ別収録って構成に出来ないの？」
マ「途中まで一緒に撮っててそれはおかしいだろ
そりゃ俺だって今すぐ病院は連れてってやりたいけどさ…」
風「でももう中島立てねぇし撮ってても意味なくね？！このままじゃ取り返しつかなくなるってマジで！！」
マネージャーの歯切れの悪い返しに風磨くんの苛立ちが更に募っていくのがわかる
俺としてもこんなにケンティーが苦しんでいるのに、ロケ中止の決断を下してくれないディレクターさんやマネージャーへの不信感が募っていった
ディレクター「わかった、キャンプ場でセクゾの皆んなとSixTONESの皆んなが楽しそうにバーベキューしてるカットさえ撮れたらバラしにしよう！
健人くんは無理しないようにどこかに座ってそれを眺めててもらえればオーケーだから」
健「……ﾊｧﾊｧ…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…わかり…ました…ｯ…」
聡「ケンティー……」
ディレクターの呑気な提案に
こんな状況で楽しそうになんて出来るわけないだろと、思わず悪態をつきそうになった
それを遮るように絞り出されたケンティーの声と、泣きそうになりながらケンティーの手を握る聡くん
ケンティーをなんとか守りたいメンバーと、スケジュールのことしか頭になさそうなスタッフ陣との温度差に、俺はもう胸が張り裂けそうだった
樹「さっき精肉店でおまけしてもらったこの肉の塊！これ鉄板で焼いちゃいましょう！」
優吾「まじ？豪華すぎるでしょ〜！」
慎太郎「このミンチなんてハンバーグ風にして焼いちゃったら最高じゃない？」
ジェシー「天才じゃん？」
北斗「聡ちゃんは何食べたい？」
聡「僕もお肉食べたい！」
大我「マリウスは？」
マ「ボクきのこ食べたい〜！」
俺たちサイドの空気が重いことを、何も言わなくても察して代わりに番組を盛り上げてくれるSixTONES
先程まで浮かない顔をしていた聡くんやマリウスも自然と会話の中に入れてもらっていて、今日がSixTONESの皆んなと一緒の収録で良かったと心から思った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫苑(プロフ) - なーささん» お返事遅くなってしまい申し訳ございません。リクエストありがとうございます！順番に更新致しますので暫くお待ち頂けると幸いです！ (2021年11月5日 0時) (
レス) id: b5618e00f8 (このIDを非表示/違反報告)
なーさ - 勝利くんが低血圧になる話が読みたいです！ (2021年10月14日 17時) (レス) id: dc50f807a8 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - kn_さん» お返事遅くなってしまい申し訳ございません。リクエストありがとうございます！更新までお待ちいただけますと幸いです！ (2021年9月23日 17時) (レス) id: b5618e00f8 (このIDを非表示/違反報告)
kn_(プロフ) - 更新有り難う御座います！！ (2021年9月16日 7時) (レス) id: 26288553d9 (このIDを非表示/違反報告)
kn_(プロフ) - 服を触った時、たまたまお尻に当たってしまい、健人くんは腰が抜けて、震えて泣きながら座り込んでしまい、風磨が駆けつけて、様子を見て、自宅に返す。メンバーは仕事が終わってから健人君の看病に行ったら倒れていて、その後、事情を話し、看病をお願いします！ (2021年8月29日 16時) (レス) id: 26288553d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫苑 | 作成日時：2021年7月21日 19時
