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第三十九話 賭博師 ページ47

ああ、どうしましょう、どうしましょう。
銀さんじゃなくて銀ちゃんって言いたい。


「でも怒られたら…うーん」
「どうかされました?」


見上げると前髪が不揃な方。


「どちら様?」
「私はAと申します」


1つ1つの仕草がディーラーの様だ。
ディーラー見たことないけど。


「Aさん、は、何でここに?」
「鼠を捕まえようと」
「鼠!」


黒き死の病せいでいまいち好きではない。


「鼠がマフィアに居るの?」
「捕まえます」
「…?」


居るのか居ないのか。はたまた比喩か。


「それでは」
「あ、うん」


歩いて行ってしまった。
結局何だったんだろう。


「鴎外さーん」
「また会ったのう」
「紅葉姐さん!」
「やぁ」


また取り込み中だったのか。


「タイミングが合いませんね…」
「構わん」
「Aには会ったかい?」
「ええ、さっき」


目を細める紅葉姐さん。
ことわざではない。


「…いまいち好かぬ」
「なら好きな人は?」
「鏡花かの…または彼の人か」
「鏡花、ですか?」
「ああ!とても可愛くての…黒髪で2つ結びで赤い着物じゃ」


…そういえば、探偵社に行ったときに居たような。
言おうか悩んでいると


「彼女はもう探偵社に居るんだよ」


鴎外さんが言ってくれました。


「それでの、鏡花には触覚があっての」
「触覚!?虫なんですか!?」
「俗に言うアホ毛じゃ」


そっか。冷静に考えれば黒髪って言ってたし…
探偵社に行った時に見たし…虫に服着せる何て…ねぇ?

その後も鏡花という子について聞かされた。


「そういえば…エリスちゃんとはどうだい?」
「大人の事情で…中々遊べないです」
「まぁ、仕方ないよね」
「すみません…」


上手く予定が合わないのだ。


「今から行ってみますね」
「そうするといい」


廊下を出て玄関に向かう。
出かけた可能性も視野に入れるためだ。


「…おや?リストに載ってない…異能力者じゃない…?」

 


(病と言う死を運んだ鼠)

―――――――――――――――――――――――――…

そういえば鏡花ちゃん出てませんね。
ということでやっと線を張りました。申し訳ありません。

ところで紅葉さんが好きなのは
“鏡花”と“闇の住人の鏡花”のどちらなのでしょう?

今作品は鏡花自体が好きということにしてますが…

第四十話 罪とは罰とは→←第三十八話 赤髪の



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , エリス , オチまでが未定   
作品ジャンル:アニメ
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臣民(プロフ) - ハニーさん» まだエリスちゃんの正体が明かされていない時でしたからね……。その設定で大丈夫だと思います! (2019年2月3日 10時) (レス) id: d39d595e1e (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 此処でのエリスちゃんッて普通の子供設定なンですか? (2019年2月2日 16時) (レス) id: ec7085eabe (このIDを非表示/違反報告)
エリザベート(プロフ) - 4番希望で!! (2016年9月1日 12時) (レス) id: 4126f800ee (このIDを非表示/違反報告)
みるの - 4を希望します! (2016年8月31日 1時) (レス) id: ae8c0f0041 (このIDを非表示/違反報告)
夜月☆彩(プロフ) - 1が読みたいです! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 89f03b0b28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:臣民 | 作成日時:2016年7月28日 22時

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