【文豪ストレイドッグス】幼女に「お母さん！」と言われた

第二十九話　心理 ページ37

マ「だって、自分勝手ですぐどっか行くし…」
ア「だから貴方と会った時も２人だったのよ」


そういえば、と振り返る。


貴「だからしたの？」
マ「そうよ」
五「おいおい…泥沼は勘弁だぜ」


そして気まずいまま十数分して帰ってくる前田君。


前「危なかった…あ、ごめんね」
森「いや、いい。…トイレに行っていいですか」


『十五分以内に戻ってきて下さい』


森君が教室から出る。
そして…


貴「何か嬉しそうだね？前田君」
前「ははっ、少しね…」


そしてバタバタと走る音が聞こえて、勢いよく開く扉。


森「っ、はー…、はー…」
五「…あのな、時間に律儀なのは知ってるから落ち着けよ。
　 わざわざ走ることもないだろ」
森「…、ごめ、麻里…」
前「…御暑いね」


…本当に何を見せられてるんでしょうね。


前「…再開させていいかな？
　 僕がトイレ行ってる間に物騒な放送が聞こえたんだけど」

森「時間止めないの、って言った途端の回答放送」

前「把握」

マ「今日はどうするの？グレラン？」

ア「占いローラーは？」

森「麻里に入れたら覚悟しろよ」

貴「やっぱりそうなっちゃうんですね…」

前「…」


個人的に最初に白をくれた方を信じたい。
…覚悟は、どうでしょうね。


『投票です。投票中は言葉を発しないで下さい。
　発言があった場合その人も吊られますので。』


一斉に指をさす。

A→五月雨
アクア→マリン
五月雨→マリン
前田→マリン
マリン→五月雨
森→マリン


『それではマリンさんを吊ります。発言を許可します』

…あれ？


マ「……アクア？何してるの？」


皆が怪訝の目で見る。


ア「…うふふ！お姉様だから投票しないとでも思ったの？
　 ……前から嫌いだった。お姉様は私を部屋に閉じ込める！
　 怪力が何よ！好きでなった訳無いじゃない！
　 …お姉様、これは復讐よ」

マ「アンタっ…ぐぅっ！？い、いやあああぁぁぁああぁああ！？」

ア「あはっ！あはっ！あはは！」


悲鳴と歓喜と断末魔が重なる。
また、最期をみとる。


ア「あはは…アイツ、嫌い」


そう言い捨て、部屋に戻るアクアさん。


五「何というか…妹ってこわいな」
森「…だね」


…正直、個人的にもっと気になることが


　


(いずれエリスちゃんも…！？)

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