第二話 夜 ※少しグロ要素 ページ4
鴎外さんと対話後、エリスちゃんと暫く遊んだ。
鴎外さんの気持ちが分かるくらい可愛かった。
物騒な言動を除いては。
そして豪華すぎる食事をいただき、(エリスちゃんと)入浴も済ませた。
鴎外さん…流石に男は…ねぇ?
「お母さん」
「なぁに?」
「一緒に寝よ?」
「えっ」
うわ寝るの早い。流石子供。
私の生活リズムが良い方向に狂いそうだよ。
と、いうことでエリスちゃんのベッドに向かう。
「…ねぇ、白雪姫読んで?」
「いいよ。…昔々」
――――――――――…
「…王子様と結婚した白雪姫は幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでた」
「違う」
「…ん?」
何が違うんだろう?
いや、確かに絵本が手元にないから間違えたのかもしれない…
「火の靴で踊ってない」
…過激な白雪姫を読んでるんだね。
「あとは、王子のネクロフィリア。目を鳥に食べられる。7人の小人が殺人鬼。それから」
「あれ、なんか違うの混じってないかな?」
…過激な本を読んでるんだね。
「…とにかくコレ」
と、どっから出したか分からないそれなりに厚い本。
パラパラとめくっていき「はい」、と見せられる。
話の流れ的に白雪姫のお話だろうが…
「…ごめんね。正直独逸語はかじる程度しか…」
「なら教えてあげる」
親と子供を間違えてませんかね。
「昔々…」
…あ、独逸語教えるって意味じゃなかったんだ。
内容を教えるのか。
その後、少し喉から酸っぱいものがこみ上げそうになったのは言うまでもない。
(メルヘン童話怖い)
―――――――――――――――――――――――――…
薄々気づいてると思いますが、
ここではエリスちゃんが独逸語を読み書き出来る設定です。
Aさんはそれなりにメルヘン童話を知ってます。
今更ですがエリスちゃんはAさんの呼び方を
Mutti→お母さん にしました。
ここでは以外にもエリスちゃんと鴎外さんの仲は良好です。
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臣民(プロフ) - ハニーさん» まだエリスちゃんの正体が明かされていない時でしたからね……。その設定で大丈夫だと思います! (2019年2月3日 10時) (レス) id: d39d595e1e (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 此処でのエリスちゃんッて普通の子供設定なンですか? (2019年2月2日 16時) (レス) id: ec7085eabe (このIDを非表示/違反報告)
エリザベート(プロフ) - 4番希望で!! (2016年9月1日 12時) (レス) id: 4126f800ee (このIDを非表示/違反報告)
みるの - 4を希望します! (2016年8月31日 1時) (レス) id: ae8c0f0041 (このIDを非表示/違反報告)
夜月☆彩(プロフ) - 1が読みたいです! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 89f03b0b28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:臣民 | 作成日時:2016年7月28日 22時