検索窓
今日:2 hit、昨日:40 hit、合計:404,351 hit

第十七話 L.M.M ページ25

私は死にかけたが奇跡的に復活する非日常を味わったので
普通の日常が堪らなく嬉しい。

生きるっていいな、出会いって素晴らしいなと実感する。


「…ん?」


見慣れたシーツが目に入る。
…分かっていると思うが比喩である。


「あー…朝だ」


日光が眩しい。
日常を満喫していた内に寝ていたらしい。


「…出かけようか」


直感的に出たくなった。

そこからはいつも通り着替えて、食事して、エリスちゃんと戯れて…
と思ったらスウィーツバイキングに出かけていたので。


「いざ外出!」


一人です。勿論マフィアの人に報告しました。


「此処はいいな…」


程よく風が通ってると思う。
歩くのは好きだ。こういうことが分かるから。

今日は少し詳しく回ってみようと思う。


「おお…」


と、思ったら人混みがすごいとこに出てしまった。
しかし、さすが精神の人種。上手く人と人を避けて歩く。

こういう些細な思いやりが出来るのはこの国特有だと思う。


「あの、すみませーん」
「え!?私!?」


思わず確認のため、人差し指で自分を指してしまう。


「あら?鼻が痒いの?」


ジェスチャーの違いが起きてると分かり、慌てておろす。


「え、えっと…。何かな?」
「貴方に来て欲しい所があるの!」
「え?」



突如展開する玩具箱のような部屋。



「…は」


頭が回らない。


「私は組合の従弟、ルーシー・モード・モンゴメリ。
 そしてここは私の異能の空間!」


異能…異能力者?


「あの、帰らせ」
「ダメよ!貴方は“材料”なんだから怒られちゃうわ!」
「材料!?」


何の、と言おうとした瞬間

「ぐぅっ!?」


振り向くと大きな人形。


「アン、また友達が増えたわね!
 …でもその人は場合によっては

 あの世行きかも!」
「…っ!?」


全く意味が分からない。


「ねぇ!モンゴメリちゃん!止め」
「名前で呼ばないで!」


言葉に詰まる。


「優しくしないでよ……貴方はいいわね。
 家族がいて…家があって…!」


恐ろしい考えが過ぎる。


「…もしかして、アナタ、孤」
「さぁ!扉へ!」


グンっ、と開いた扉にいきなり引っ張られる。


「ああああぁぁぁああ!」


扉が閉まる。
真っ暗だ、怖い、嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…!


 


(Loneliness)

―――――――――――――――――――――――――…

Loneliness…英語で 孤独

第十八話 ポンッ→←雫 様リクエスト わん!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (258 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
370人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , エリス , オチまでが未定   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

臣民(プロフ) - ハニーさん» まだエリスちゃんの正体が明かされていない時でしたからね……。その設定で大丈夫だと思います! (2019年2月3日 10時) (レス) id: d39d595e1e (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 此処でのエリスちゃんッて普通の子供設定なンですか? (2019年2月2日 16時) (レス) id: ec7085eabe (このIDを非表示/違反報告)
エリザベート(プロフ) - 4番希望で!! (2016年9月1日 12時) (レス) id: 4126f800ee (このIDを非表示/違反報告)
みるの - 4を希望します! (2016年8月31日 1時) (レス) id: ae8c0f0041 (このIDを非表示/違反報告)
夜月☆彩(プロフ) - 1が読みたいです! (2016年8月30日 22時) (レス) id: 89f03b0b28 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:臣民 | 作成日時:2016年7月28日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。