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石川「あ、マサさん」
『ふあ!!』
扉を開けたのは、唯一体育館に残っていた柳田さんだった。
さてこの状況を整理しよう。
前には石川くん、後ろには柳田さん。
横は壁と靴箱。
終わった、何か終わった。
無理!!男子に挟まれるなんてバレー以外であってはならない!恐怖の極みだよ!!お2人が悪い訳じゃない、寧ろ悪いのは過去のトラウマに囚われている私。でも、優希さんみたいに簡単に喋れるなら苦労してないよ!
緊張して心臓がうるさいよぉ…まだ五輪決勝、フルセット13-14で負けてて私のサーブ、ミスすると負けるという極限の状況の方がマシだ。
石川「どうしたの?」
柳田「こっちのセリフ」
石川「俺は自主練に来ただけ。もう終わるの?」
柳田「いや、木田さんの忘れ物届けようと…」
忘れ物!?そういえばドリンクとタオル忘れてた!
振り返って見れば、柳田さんの手にはそれら一式が揃っていた。わああああ、どどどどどうしよう!
慌てた私は何をしたか。これまた勢いよく憧れの人の手にあった私物をかっ攫うように奪い取ってしまった。
柳田「!」
『ぁ、わ…ぁりがとう、ございます!』
大きく一礼。そして逃げるようにその場を立ち去った。
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しおん(プロフ) - はるかさん» お返事ありがとうございます!そのように言っていただけてとても嬉しいです(^^)もっともっと甘くなるように努力致します!! (2019年12月10日 20時) (レス) id: cd6fb91589 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - いえいえ、直して頂きありがとうございました^^ 柳田さんがイケメンすぎてどきどき止まりません笑 (2019年12月10日 12時) (レス) id: 625bd2f9b0 (このIDを非表示/違反報告)
しおん(プロフ) - はるかさん» 初めまして!お立ち寄りありがとうございます(*^^*)申し訳ありません、誤字でした。主人公の事です!ご指摘ありがとうございます、修正致しました。今後ともよろしくお願いします(^-^) (2019年11月28日 9時) (レス) id: cd6fb91589 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 小説読ませて頂きました!ところで、『間宮』さんって主人公のことですか?? (2019年11月28日 8時) (レス) id: 625bd2f9b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しおん | 作成日時:2019年11月26日 16時