手入れとクソ政府 ページ13
『ただい、ま……(人間が俺の領域に入ってきてる……)』
玄関から急いで中に入り、人間がいるであろう大広間に向かう他の刀を守るように立つ三日月とその前に立つ政府の姿が目に入った。
何をしでかしたのかは知らないがうちのが敵意を出してるのは明白だな
『おい、そこのお前。俺のに何をした?言えないようなことをしたのならお前を即刻殺す』
「おや、お出ましですね。貴方のことを聞いていただけですよ。それと僕は今月の任務を貴方に渡しに来ただけです」
こいつの首に爪を突き立てながら言うと男は掴めないように笑いそう言った。
特に何もしていないようなので三日月達を後ろに隠すように立ち、男に爪を突き立てるのを辞める。
『分かった。任務とやらが乗ってる紙はこいつだろ。その他の書類はこの机に置いていけ。終わったら早くここから出てけ。それと次から来る時は来る前に俺に連絡をしろ。次は無いぞ』
「おお、怖い怖い……では、僕はお暇させていただきますね」
男はそうにこりと笑うと煙に巻かれて消え去ってしまった。
なんだアイツ……あの飄々とした感じ嫌だな……
『俺が外に出てお前らに嫌な思いをさせた。ごめん。これからは会わせないようにする』
俺はくるりと振り返り三日月達に深々と頭を下げて謝罪する。
見てた乱達がよってきてAのせいじゃないと俺を励ましてくれている。
三日「……どうやら俺らはお主を見誤っていたようだな」
『見誤っ……?あっ!こらこら!!そこの青髪!!怪我ひでぇのに動こうとすんな!!』
三日月がそう言って笑うのを聞きながら動こうとする青髪を注意して乱に少しの間見張っておいて欲しいと言う。
『はぁ……とりあえず手入れ、させてくれないか?いやならいいんだが。流石にその傷を見過ごせないというか……』
三日「……はは、お主……いやAはさっきまで強気だったのに俺ら相手になるとそんなに弱気になるのか」
『いや、弱気って……今回の件は俺が悪……くないけど俺が少し、な……(二人の目が怖かった……)』
俺が悪いと言おうとすると加州と乱がまだ言うかという目で見てきたので急いで言うのをやめる。
二人とも怖いよ……俺そんな目されるような事したっけ……?
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ゆきくん(プロフ) - お知らせ、了解しました!今までありがとうございました!またいつかお会い出来ることを夢に! (2021年7月25日 0時) (レス) id: baaa85792d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきくん(プロフ) - コメント失礼します!とても面白い作品ですね!!!体調には気おつけて下さい!更新お待ちしております!!!!いつも面白く拝見させて頂いています! (2021年7月14日 22時) (レス) id: baaa85792d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろくま | 作成日時:2021年7月11日 17時