二夜目 少女との邂逅〜２〜 ページ3
少し肌寒い春先だったのを覚えている。
「こいつは俺のもう一人の弟子だ。お前にとっては姉弟子だな。」
師匠がそう言って僕に紹介したのは僕より(多分)少し年上の女の子。
……少しだけだとしても年上だから女性と言った方がいいのかな？
その女性は『よろしくね』と、微笑みながら手を差し出してきた。
「あ……アレン・ウォーカーですっ。よろしく…お願いします。」
彼女が左手を出してきたので反射的に僕も左手を出すがそれをすぐに後悔する。
僕の大切なヒトを殺した、そして僕がエクソシストになると決意したアカイ、左手。
慌てて手を引っ込めると女性は不思議そうに首を傾けた。
「A。」
師匠が女性の名と思われるものを口にする。
それだけで何となく事情を理解したのか女性……Aさんは右手を出してきた。
『私は昏姫A。Aでいいよ。』
彼女は人懐っこい笑みを浮かべ、そう言った。
でも、僕には分かる。
この人は僕以上の闇を抱えている
視線が合って、手に触れた瞬間に分かる程だ。
その闇は果てしなく深いのだろう。
それを感じ取った瞬間、僕はもう一つの決意を新たにした。
「僕」は………
いや。
「俺」は………
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… - 最初の文章もしやリンカーネイションですか？！それより続編逝ってきます^o^ (2014年6月9日 21時) (
レス) id: 3bc8a119be (このIDを非表示/違反報告)
雛川さん(プロフ) - イア★さん» 有難うございます！試験も無事に終了しましたので更新頑張ります！第2部ですよ〜(￣▽￣) (2014年2月7日 22時) (レス) id: 9cbfdcf658 (このIDを非表示/違反報告)
イア★ - 面白かったです！間違えて第二部から読んでしまいました…。更新頑張ってください☆長文失礼しました！ (2013年12月13日 9時) (レス) id: 57dfd78715 (このIDを非表示/違反報告)
雛川さん(プロフ) - 横柳さん» 応援&コメントありがとうございました！！はいっ、この応援をエネルギーにして頑張らせていただきます☆本当に有難うございました！！ (2013年11月28日 22時) (レス) id: 9cbfdcf658 (このIDを非表示/違反報告)
横柳 - 読ませていただきましたーああぁ凄いですね！文才半端なくすごいです！面白いです！飽きません！更新頑張ってください♪楽しみにしてます長文失礼しました！ (2013年11月28日 22時) (レス) id: 1fb7e8333b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛川さん | 作成日時：2012年11月3日 21時
