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22.船旅強制終了 ページ23

夢主side

現状報告。

私達は今現在船に乗り、リゾートへ移動中。

おとなしいキャラを演じている私は堂々はしゃげないから残念。

ま、はしゃぐにもこんな密輸船よりも小さい船じゃねぇ。

私の近くには誰もいない。

探偵社三人は船内探検中、中也と龍は一寸席を外してもらっている。

さーて、そろそろかな。

「こんな所に居たか、裏切り者」

「今日は俺達が面白い事考えて来たからね」

やっぱり来たね、ゴリラと赤髪とその他。

渚とカエデは居ないみたいだね。

よーっし!

あなた達の作戦に乗ってあげるとしますか!


連れて来られたのは薄暗い倉庫だった。

「お前、そろそろ池守に謝れよ!」

髪を掴まれ目の前で叫ばれる。

そしてお腹を殴られる。

『痛っ!!』

「彼奴が受けた痛みはこんなもんじゃねーんだからなっ!!」

繰り返される暴力。

右腕が動かないから折れたのかもしれない。

動かなくなった私を見て赤髪が云う。

「もう良いや、海に落としちゃおーぜ」

海に落とすなんて死んだらどうするんだーっ!!

と心の中で叫んでいるうちに甲板まで引き摺られた。

タコは何人かで引きつけておいたっぽい。

「お仲間が助け出してくれると良いね〜って云っても」

其処で赤髪は私に顔を近づけて小さな声で云った。

「あのオレンジ髮の男は俺がもう海に落としておいたけどね」

そして私は海に投げられた。


中也side

事の十分前。

俺はAに云われた通りに彼奴と離れて反対側で潮風にあたっていた。

横からの視線を感じ見るとあの赤髪が居た。

「なんだァ?」

「お前は個人的に気に食わないから今のうちに殴っておきたくてね〜」

そう云うといきなり殴りかかって来た。

未だ本気で戦うなと釘を刺されていた俺は何度か殴り合った後に気を失った振りをした。

すると有ろう事か赤髪は俺のことを担ぎ上げると海の方へと落とした。

あー、俺の荷物置きっぱなしなんだけど。


龍side

云われた通りの時刻になり甲板へと足を運ぶと海へ落とされているAを見た。

すると此方に気が付いた奴が軽く云った。

「彼奴は落としちゃったけど、君追いかけないの〜?」

僕は目を見開き甲板へ近づくと足を掛けた。

「本当に追いかけるんだ〜!凄いね〜」

「…彼の方は僕に優しく接してくれた。貴様等の様な生きる価値の無い人間とは違う」

そして勢い良く飛び降りた。

23.作戦→←21.個性的な荷物



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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2021年8月2日 19時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
さう(プロフ) - 絶対面白い!悪女ちゃんボコボコにして欲しいです!!更新楽しみにしております!!!! (2021年1月8日 19時) (レス) id: c9dfe6b4d6 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ - ここからが 面白いところなので 頑張って下さい!! (2020年3月27日 22時) (レス) id: c8a48f9c26 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 極・吹雪姫さん» きっと絶望の表情を見せてくれるよ!それでぶりっ子をいじめて夢主もどうとか言って結局罵倒されて落ち込むんじゃない?笑えるよもしそうだったら。そういう系のが見たいんで更新頑張って欲しい! (2019年7月15日 16時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
乃々 - くふ、やば、面白ww早く続き読みたいので更新頑張って!! (2019年7月4日 19時) (レス) id: b63f1450b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kiri | 作成日時:2018年9月17日 21時

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