どうやらE組は一番敵に回してはいけない少女を裏切ってしまったようです

８．脳内御花畑野郎 ページ9

夢主side

一時間目は国語である。

太宰の教え方が上手い。

って云っても私には関係ないけど〜。

でも何故でしょう…太宰が殆ど私達しか当てないんです！

良いけどさ、簡単だし。

でも前に行く迄に足を引っ掛けようとする奴がいて面倒臭い。

どの位かというと、キャラ崩壊起こして張っ倒したい位。

此のキャラは目的がバレないためにわざわざ作ってる奴なんだよな〜。

とか考えながらぼーっとしてるとまた当てられた。

しょうがなく立ち上がると前に向かう。

えー、今回顔が怪しいのは計三名、計三名です。

其の内一番出した回数が多かった中村？の足だけ思い切り踏んでみた。

「…っ！」

『あ、ごめんなさい！緊張し過ぎて見てませんでした！』

ふっ、見たか彼奴のあの顔。

ある程度は強めに踏んだからね！

全部解いて戻る時は勿論避けたよ？


一時間目が終わりました。

只今私はピンチです！

いや、私がピンチじゃないけど。

私の席の周りには家族が居て、其の前の席にはあの愛華が仲間引き連れて座ってる。

「おい、いい加減に謝れよ」

「…は？だから此奴はやってねぇって」

「どうせぇ、此の子に脅されてるんでしょぉ？今のうちにぃやめたほうがいいと思うよぉ？」

「脅されてねぇし、何でやめなきゃいけねーんだよ」

「ふふふ〜、それはねぇ？」

其処までいうと悪女スマイルを作りわざとのように声を大にして云った。

「私のぉ会社の傘下にはぁ、あのポートマフィアがついてるんだよ？」

「「「「「『は？』」」」」」

いやいや、嘘でしょ？

誰がお前らなんかの下で働くんだよ。

勘違い系脳内御花畑野郎お疲れ様だわ。

というかみんなそんな尊敬するような眼差しで其奴見るなよ。

「ポートマフィア ってあの？じゃあ此奴らの事殺して貰えばいいじゃん」

おいこら待て。

私は良いとして他のみんなは関係ねぇだろうがよう。

というかさっきから赤髪男煩い。

何？何なの？お前此のぶりっ子に惚れてんの？

他の人の趣味に口は出さないけどさ、もしそうなら趣味悪いよ？

「授業を始めます、席についてください」

ガラガラと立て付けの悪いドアを開けてタコが入って来た。

此の状況は無視かよ。

「…昼休みにまたお話ししようねぇ？」

「昼には早退するから無理」

鏡花ナイス！

昼からは任務があるから全員帰るんだよね。

其れにそうじゃなくてもお前とは話さないし。

その後私はどうやって復讐するかを考えながら、授業を受けた。

９．素質→←７．多過ぎる転校生〜後編〜

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