私のお星さま。【文豪ストレイドッグス】 (ページ3)

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にーいページ3

「お早う御座います。」

と、部下たちが律儀に挨拶をしてくる。

私のポジションは下級構成員でも、上級構成員でも無い。

どこにでも居る、変えは幾らでもいるポジション。

只存在意義がほしい、そんな軽い気持ちでポートマフィアに耽っている。
どうしようもない18歳児。

センチメンタルな気持ちに酔ってフワフワと海月みたいに時間の波に揺られていつの間にか此処に居た。

皆、いろんな物を犠牲にして此処に居る。なのに私は成り行きで此処に居る。

あれ、？私って、何で此処に居たっけ？
思考回路の片隅にすら残って居やしない。

其のくらいに私の中には強い意志がない。

何を目的に私って…

「あれ、鶴屋さん？どうしました？」

部下に声をかけられて、自分の世界から引き戻される。

悪い癖だな…。直さなくては。
そういえば昨日貰っていた資料に気になる写真を見つけた。

少し独特な髪型、黒いメッシュの入った白い髪、深い紫色とカーキ色の瞳、どちらかというと華奢な肩幅。

あぁ、此処に居たんだ。

やっと見つけた、久しぶりだね、会いたかった。

どんな言葉をかけようか、君に。

敵対関係の君に。