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19 回想 ページ20
大「A様、そろそろお休みになって…」
「ううん、もう少し…」
廉が倒れて三日たった。廉は相変わらずうなされていて苦しそう。
大「ですが、もう三日もお休みになってません。私が見ているので、少し…」
私はずっと廉の部屋にいた。廉が倒れたのは私のせいだから。
「ありがとう、大吾。でも、廉のそばにいたいから…」
大「わかりました…」
大吾はそう言って出ていった。ずっと辛そうな廉だったけど、少しやわらいだのかな?顔色が良くなってきた。
「廉………ごめんね……」
二人っきりの部屋で私はそっと呟く。廉には、届いてないんだろうけど。
廉「A………?」
「廉!?」
廉「俺どうなって…あ、俺迷惑かけたみたいやな」
起き上がって周りを見渡し状況を理解した様子の廉。
「廉…………」
廉「ずっと居ってくれたんか?ありがとうな」
廉の笑顔を見たら体の力が抜けた。
廉「A!!」
私は意識を手放した。
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作者名:L | 作成日時:2015年7月25日 23時