九十五時間目 ページ29
「自分のことよりクラスの調和を第一に考える。
積み重ねで身についたのが 人徳。
リーダーには最も大事な資質です。
どーれ、イケメン同士、私も一肌脱ぎますか」
「殺せんせーイケメンなの？...棒倒しとか懐かしいな。あの時惟臣ちょー強かったよな。」
「お前も大概だっただろう。」
「あれ、そうだったっけ？」
「あれは暗殺では無く戦だ。戦力差に勝てるかどうか。」
「平気だよ。E組のみんな頭良いから。
心配すんなって。」
「そうだといいがな。」
「惟臣、俺の心配は？」
「する必要も無い。」
「えぇ〜。」
2人はそのまま教室を眺めていた。
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体育祭当日、殺せんせーが必死に生徒の写真を撮っていた。
「次、選抜リレーじゃん。」
「Aくんでてるって。」
「私見に行こうかな...」
A組女子が噂をする。
「A！！」
「ナイス木村！」
Aの手にバトンが渡る。
「「「かっ.....こいい。」」」
Aの元へＡ組の陸上部に所属している男が
追いついてくる。
「うお、さすがＡ組」
だが、追い抜けることは無かった。
「早く走ってよ！」
「陸上部だろ！？」
周りから野次が飛ぶ。
「ちっ。どいつもこいつも...好き勝手言いやがって...！！」
男は内心、Aをどうやって抜かすかだけを
必死に考えていた。
「うわっ！？」
Aが、男に足をかけられ前から勢いよく転ぶ。
「ちょっと、今の反則よ！」
「明らかに足かけてただろ！」
E組の皆が口々に言うが、周りはそれを
当然のように扱う。
「そーだよ、E組のやつがＡ組の奴に勝てるわけがないんだ。」
「こんな結果当然だよな。」
あたりが嫌な笑顔に包まれる。
「お、おいおい！嘘だろ！？」
「ありえねぇ！」
だが、Aは当然のように起き上がり
1位であった男を抜かしていた。
「なっ、なに！？」
「よぉ、良くもやってくれたな。
おかげでゴール前で転んでバトン渡してちょっと感動的にする作戦が出来なくなったじゃないか！！」
「お前らの方がもっとゲスいわ！！」
Aは、転ぶ必要が無くなったと言いながら
当然のようにカルマへとバトンを渡す。
「ふぅ〜、なんとか走りきったな。」
このあと、怪我した額に烏間からのデコピンを
くらい、痛みに悶えるAがいた。
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manimani(プロフ) - 匿名さん» 本当ですか！？ありがとうございます！応援ありがとうございますw (2018年3月30日 18時) (
レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - イメ画を描かせていただきました！良かったら見てください！http://img.u.nosv.org/item/guest/1522402151応援してます！ (2018年3月30日 18時) (レス) id: 426a9efd3f (このIDを非表示/違反報告)
manimani(プロフ) - ララさん» 本っ当にありがとうございます！私は溜めて更新する派なので少し遅くなるかもしれませんが、頑張ります。 (2018年3月25日 15時) (レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
ララ - とっても面白いです!更新楽しみにしています。頑張って下さい！ (2018年3月24日 23時) (レス) id: af65331ae1 (このIDを非表示/違反報告)
manimani(プロフ) - ハルハルさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年3月24日 8時) (レス) id: 98bd036422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：manimani | 作者ホームページ：http://sazanami
作成日時：2018年2月20日 22時
