【Fischer's】おはようと笑う君

おはよう、非日常１ ページ1

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you side





あっ…たまいたい……




いま、何時だ………あれ、仕事……？！








『っーー！！！』







飛び起きる、とはまさにこの事だと思う。飛び起きた、携帯…携帯どこ…？

…え、ここは……どこ？！


「ん〜………？」

『……え、？』

「……おはよ」

『っっきゃああ！？！』

「んわ！ちょ、え？」


隣に、誰か寝ていた。そのことに驚き思わず声が出る、誰この人…？！てか、半裸…？！えっ、わたし……この人と…？！


「覚えてないの？昨日のこと」

『っ…お、覚えてない…です……』

「ありゃ…じゃあ、付き合うって話になったのも、覚えてないの？」

『つ、付き合う…？！』


話がぶっ飛びすぎていて、もうどうしたものか。付き、付き合う？！
ここで、携帯のアラームが鳴る。ハッとして携帯の画面を見るともうそろそろここを出なきゃ行けない時間だ、…昨日と飲んだ場所が同じなら…。


『ああああの、そろそろここ、出なきゃ、行けなくて…！』

「大丈夫、払っとくよ〜。また、連絡してよ…リンちゃん」

『はっはい！ありがとうございます！』


綺麗に畳まれた服に着替えて、もう一度彼にお礼を言って急いで部屋を飛び出た。
うああ…ラブホテルだ…初めて来た…。
初めてが、なんかもう、はぁ…色々とやってしまった。

ホテルを出ると、すぐ駅があって、飲んだ場所とは違かったけど会社からは近かった。ギリギリになってしまったが、なんとか無事に出勤することが出来た。

最近は繁忙期で、お昼が遅れてしまった。

一息ついて携帯を見ると通知が何件か。その中に、見知らぬ人からのLINE…


『かれ…ぴっ、ぴ…』


LINEの名前が変更されていて、誰だか分からなかったがあの人しかいない…朝のあのホテルの人だ。




かれぴっぴお仕事頑張ってね〜、終わるときに迎えに行くよ




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