憎い…？憎くない…？ ページ18
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軽く設定(自由に決めてもらっていいです)
またまた吸血鬼パロ
殆どが吸血鬼
男主
人間
五のは
吸血鬼に家族を殺された
母 父 姉の4人家族
忍術学園の人達とは距離を置いている
隈酷い
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「母上！！父上！！目を覚ましてくださいｯ！姉さん…！どうして二人はこんなにも冷たいのですか…？」
「…大丈夫よ…大丈夫だから…私が守るから…1人にはさせないから…」
姉さんは僕の問いには答えずに僕を抱き締めた
けどまだ五つだった僕にだって何故冷たくなってしまったのかくらい分かっている
だって二人の首元に二つの穴があり、顔はとても青白かったから
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あれから五年が経った
五年間何も無く平和に暮らせていて
親は死んでしまったが姉さんとの二人暮しも幸せだった
勿論二人だけで過ごしていくのは大変だったし町で親子などを見ると悲しくなる
けど幸せなことには変わりなかった
そんなある日姉さんからお使いを頼まれた
お使いから帰ってくる途中嫌な予感がしたので走って帰るとその嫌な予感は当たってしまった
家の戸を開けただいまと言っても返事がない
俺は買ってきたものから手を離してしまい台所に向かった
姉さんは俺が帰って来る時に夕飯ができるようにしとくと言っていたから…
台所に行っても姉さんはいなかった
しかし皿や湯呑みは割れその破片がそこら中に散らばっていた
けどまだ少し湯気がたっている料理だけ机の上に置いてあった
そして勝手口の方へと血が続いていた
まさか…
姉さんに何も起きてませんように…
神様、俺達は悪い事など何もしてません
母上や父上だって…
だから姉さんだけは奪わないでください
そんな願いも虚しく砕かれ
勝手口を出たすぐそこには首から血を垂らした姉さんが倒れていた
「ぁｯ…嘘だ………嫌だよ…姉さん起きて…？ご飯食べよう冷めちゃうからさ…」
なんでだよｯなんで俺から大切な人を奪ってくんだ
「…ご……ね……ま、もるって、き、めたのに…ひと、りに……し…いって、きめた、の…に…」
「姉さん…？」
姉さんはまだ生きている…！助けないと！けどどうしたらいいんだろうｯ…けど絶対助ける
「ごめ…ん、ね、、あ、あい…して、る」
姉さんはそう言うと二度と口を開くことは無かった
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作者名：ぽんちふるーつ | 作成日時：2022年1月13日 2時
