【ポケットモンスターSV】感情を消した竜少女～SDS編～【グルーシャ】 (ページ8)

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第1.5話【ネルケとシグティア】ページ8

ーその夜、東1番エリアのとある丘にてー
ー視点無しー

シグティア「カシオペア・・・貴女はなにがしたいの？」

ネルケ「シグティアよ、少し良いか？」

シグティア「あ、校長先生」

ネルケ「校長先生じゃない、私はネルケだ」

シグティア「今はスター団のアジト近くでもないし、カシオペアとの通話中でもないんだから、隠さなくても良いんじゃないですか？」

ネルケ「・・・」

シグティア「貴方のその顔つき、そして歩く時に左足が先に出る癖・・・校長先生でしょ？」

ネルケ「・・・いつから気づいていたのですか？」

シグティア「あの時の言葉・・・」

ネルケ『どうした？ハルト、シグティア』

シグティア「自己紹介してないのに私とハルトの名前を知っていた・・・カシオペアとの会話を聞いていたとしても、私の名前をカシオペアは言っていない」

ネルケ「・・・」

シグティア「私達の名前を知っている、かつスター団との腐れ縁を持っているのはオレンジアカデミーの関係者、言うならば教師達の中の誰かという事になる」

ネルケ「・・・」

シグティア「しかも貴方は男性、となると男性教師の誰か・・・ジニア先生とかにしては体格が細すぎるし、ハッサク先生の場合は目の色、セイジ先生の場合は肌の色が違う・・・となると男性教師で残るは・・・校長先生だけ、という事です」

ネルケ「フフフッ、さすがオレンジアカデミーが誇るチャンピオンクラスに君臨する人、観察眼が鋭いですね」