レイ VS ポーラ 最後の聖戦(レイ、ポーラ、その他) 【約ネバ短編集】 ページ35
ポーラ「……私……なんてどうかな、レイ……の恋人に。」
レイ「……ポーラ。」
ポーラ「……レイ」
レイ「何の冗談です?」
ポーラ「……え、冗談?まさか、私は本気で……」
レイ「やっぱり冗談ですよね。」
ポーラ「あれ、バレた?」
レイ「バレバレですね。」
ポーラ「おかしいな。完璧だと思ったのに。ねぇ、どこでわかったの?」
レイ「お母さんから恋人へはさすがに変わりすぎでしょう。」
ポーラ「あ、やっぱり。」
レイ「それに、『普段から自分を完璧に演じて』と言ってたけど、それってポーラ自信の事でしょ。」
ポーラ「そのこころは?」
レイ「ポーラってマイペースでしょう、そんな人が他人のために拠り所になるなんて、面倒くさくないですか。ましてや俺のためにお母さんを演じるなんて。」
ポーラ「うん、面倒くさい。」
レイ「でしょ。」
ガチャリ。部屋の扉が開く。
ヴァイ「ガルル、ポーラァァー!」
ポーラ「うぉ!?」
ポーラに飛びかかる野獣ヴァイオレット!
レイ「ザック!ポーラを守れ!」
ザック「イエス、マイロード!」
別の扉からいきなり現れたザックがポーラの前に立ちふさがる。
ザック「レイの命令を遂行する……て、ヴァイオレット!痛い!咬むな!また傷が増え……うわー!」
ヴァイ「ガブリッ!ガリッ!グチャッ!ガブガブッ!ムシャムシャ!」
ザック「ウギャーーー!」
ポーラ「うっわーーー。あ、」
ヴァイオレットが現れた扉からエマとアンナがゆっくりと迫り来る。
エマ「コロス……ポーラ……コロ……ス……」
アンナ「(ユラリ)バカ……レイの……バカ……」
ポーラ「うぉ、普通に怖いんだけど。」
エマ「ヴオォォォーー!」
ポーラに襲いかかるエマ!
レイ「エマ、ここ。」
ポンポンと自身の両膝を叩くレイ。そして
エマ「フニャッ!」
レイの両膝に飛び乗り丸くなるエマ。エマの頭を撫でるレイ。
エマ「ゴロゴロ、エヘヘ。」
ポーラ「猫かよ、エマニャン。」
アンナ「……バカ……レイの……」
前髪で顔が見えないアンナ。両腕を前に上げたままゆっくり近づく。
ポーラ「え、貞子さん?」
レイ「あ、昨日ケガした顔の傷から少し血が。」
いきなり絆創膏を剥がし、傷口から血が垂れ流れる。
スカートの中から薬箱を取り出し治療するアンナ。
アンナ「駄目じゃない!傷口を乱暴に!」
レイ「いつもありがとうな。」
アンナ「ふふ。どういたしまして。」
ポーラ「うん、普通に面倒くさいよね。」
レイ VS ポーラ おまけ(レイ、ポーラ、その他) 【約ネバ短編集】→←盗み聞きファイブ (エマ、ギルダ、その他) 【約ネバ短編集】
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ケントマイルド(プロフ) - わさびさん» 遅くなりましたが感想ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年5月15日 21時) (レス) id: a0b55a38da (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!これからも応援してます! (2019年5月14日 17時) (レス) id: a869eac88d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ケントマイルド | 作成日時:2019年4月27日 0時