エマ新生 (エマ、ギルダ、ジリアン) 【約ネバ短編集】 ページ18
エマ「ジーーー」
ギルダ「エマ、何してるの?」
ジリアン「資料室に用があるんだよね、早く入ろうぜ。」
エマ「え、でも……」
ギルダ「でも?」
エマ「中に……レイがいるから……」
ジリアン「うん、いるね。」
ギルダ「私達も手伝わないと。」
ジリアン「よし、入るぞー」
ガシッ!ジリアンの腕を掴むエマ。そして、
エマ「ウルウル。」
ジリアン(え!!何?この生き物!目をウルウルさせて!なんか怯えてる?まるで小動物……ハムスターみたい……)
ギルダ「……え、幼児退行が進んだの!?……それよりもなんだろう、今のエマを見てると……」
エマ「ウルウル……?」
ジリアン「うっ!……保護欲をそそられる。」
ギルダ「……私が守ってあげないと!」
何故か母性本能が目覚める二人。
ジリアン「それでエマちゃんはどうしたいのかなー。」
ギルダ「ジリアン!?ちょっと呼び方!……あんまりエマを甘やかさないで!」
ジリアン「……お母さん目線かよ!」
ギルダ「誰かお母さ……それでエマ、部屋には入らないの?」
ジリアン「それとも入りたくないのかなー」
エマ「コクッ……だってアレ……」
指を差した所にはレイと……
ギルダ「ドンとナイジェル。」
ジリアン「エマはあの二人嫌いなのかなぁ?」
エマ「ううん、嫌いじゃないよ、ただ邪魔なだけだよ。」
ギルダ「邪魔って……」
ジリアン「……あ!ソーニャが来た。」
エマ「……」
ギルダ「今度は年上の……」
ジリアン「お姉さんか……」
エマ「……」
ギルダ「ソーニャは楽しそうだね。」
ジリアン「……うん、あ!レイの頭撫でた!」
ギルダ「あの男はまた……」
ジリアン「どんだけフラグを立てるの……あ、ソーニャ出ていったね。」
エマ(クルッ、タッタッタッ……)
ギルダ「ドンとナイジェルが何か言ってる。」
ジリアン「……」
ギルダ「ドンとナイジェルは……」
ジリアン「後で殺す!」
ギルダ「アレ……エマがいない!」
ソーニャ「フーンフフーン♪ ……あ、」
エマ「……」
ソーニャ「エマ、どうしたの?レイなら……」
エマ「……うるさい、ばあさん。」
ソーニャ「……え、」
エマ「…レイが言ってたの。」
ソーニャ「……」
エマ「ばあさんはしつこい、ばあさんは用済みだって……ニヤリ。」
ソーニャ「……!」
バコーン!
エマの後頭部を叩くギルダ。
ギルダ「エマ、何やってるの!?」
エマ「え、レイに近づく女の排除。」
ジリアン「怖いわ!」
彼は猛獣使い (エマ、ギルダ、ジリアン、レイ) 【約ネバ短編集】→←ドンとナイジェルはレイの弱点を知る (レイ、ドン、ナイジェル) 【約ネバ短編集】
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ケントマイルド(プロフ) - わさびさん» 遅くなりましたが感想ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年5月15日 21時) (レス) id: a0b55a38da (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!これからも応援してます! (2019年5月14日 17時) (レス) id: a869eac88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ケントマイルド | 作成日時:2019年4月27日 0時