★標的258★ ページ36
塔子「この辺に住んでるのか？」
南雲「まぁね」
嘘つき。住んでないくせに。
土方「ほんとか？見ねぇ顔だな」
南雲「俺もあんたを見たことねぇな？」
ニヤッと悪い笑みを見せて晴矢はそう言う。
くいっと服が引っ張られる感じがして下を向くと小暮が私の服を掴んでいた。
A「どうしたの？」
小暮「あの人本当に知り合い？なんか嫌な感じって奴の臭いする」
そう言って小暮は晴矢を睨んだ。
なんて言うのが得策なんだろう。
嫌な感じの臭いね。
A「嫌なら話さなきゃいいだけだよ。大丈夫、何かあったら私が守るよ」
小暮の頭を撫でると顔を真っ赤にして俯いた。
話は進み晴矢の入隊？テストが始まる事になった。
アイツ入れてもらう立場なのに、上からすぎない？
もう少し下手に出ることはできないの？
無理か。晴矢にはそんな芸当無理だったね。
南雲「A！」
A「どうかしたの晴矢」
晴矢はテストの為のストレッチしてたと思ったら突然私の方に走ってきた。
南雲「久しぶりに俺とチーム組もうぜ！」
A「え？なに？どういう事？」
笑顔でとんでもない事言ってない？
南雲「テストだけなんてつまんねぇよ！Aどうせ参加する気なかっただろ？」
A「確かに見てるだけのつもりだったよ」
南雲「そんなのお前もつまんねぇだろ！久しぶりに俺と組むぞ！」
A「あのね、私一応雷門イレブンで、君は入るためにテストを受ける身でしょ？私がそっちに着いたらテストの意味ないよね？」
だいたい･･･
A「自分で雷門イレブンVS晴矢で戦いたいって言ったんじゃない。」
南雲「それはそうだけど！俺はAと一緒がいいんだよ！」
グイグイと腕を掴まれ、しつこい。
こうなった晴矢がめんどくさいのは知ってる。
こっちが折れるまでずっと言い続ける気だ。
A「分かったよ。ただし、私はサポートだけ！パス、ドリブルしかしない！それでいいならいいよ」
南雲「いい！それでいい！！」
頭をブンブン縦に振って頷く晴矢。
あぁ、犬みたい。
あるはずのない耳としっぽが見える･･･！
南雲「な、何すんだよ！」
A「あ、ごめんついつい」
ついつい頭のチューリップを撫でてしまった。
変わらずいい触り心地でした。
A「じゃあ、みんなに話して許可貰おうね」
南雲「おう！」
楽しげに笑いながら円堂達の元に向かう晴矢。
懐かしい気持ちが胸に広がる。
昔も同じようなやり取りをお日さま園でした事を思い出した。
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彩生(プロフ) - きぃさん» コメントありがとうございます！！更新頑張りたいと思います！ (2017年12月3日 11時) (
レス) id: 82193f36c1 (このIDを非表示/違反報告)
きぃ(プロフ) - 面白いですので、更新がんばってください！ (2017年12月3日 11時) (レス) id: 6953351f31 (このIDを非表示/違反報告)
彩生(プロフ) - いまづきさん» コメントありがとうございます！！早く更新できる様に頑張りたいと思います！ヾ(`･ω´･)ゞ (2017年11月22日 9時) (レス) id: 82193f36c1 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね！ (2017年11月20日 22時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
彩生(プロフ) - 詩子さん» コメントありがとうございます！たしかにこの作品を数年は放置していたのでそう思われても仕方ないとおもいます(笑)でもやっぱり最後まで書きたいと思ってるのでこれからも良ければ読んで下さったら嬉しいです。ファンって言って貰えて嬉しかったです！ (2017年9月3日 23時) (レス) id: 7bea5e0c46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩生 | 作成日時：2017年7月9日 18時
