11話 ページ13
昼休み。
次の授業まで、昼食の時間も含め1時間ある。
私はとくに人付き合いがないため、もちろん一緒に食べる相手もいない。
そのため屋上で景色でも見ながら一人で食べていた。
屋上から見えるのどかな景色は、辛さを忘れさせてくれるのでそれはそれで至福の時間だ。
今日も普段通り一人で食べようと思っていたのだが…
,
……多分そんな訳にもいかないだろう……
優雅「A、一緒に食べよう!」
『小鳥遊くん……』
こうなることは大体予想がついていた。
私の至福の時間が……
「優雅、(夢主の苗字)と一緒に食べんの?」
優雅「ごめ、そうすることになる」
そういえば優雅くんはいつも教室でみんなと食べてたんだっけ…
優雅くん人気者だし、みんなに囲まれていた
「あっ、だったら(夢主の苗字)も入れて食べようよ」
『えっ…』
何て提案をするんだろう、この女子…
陽キャラだらけの中にこの私を入れるの…?
それ、絶対に空気が悪くなるだろう…
そもそも明るい人の話自体ついていけない。
『それは…あの…』
優雅「それはダメ。」
優雅くん……?
優雅「Aはみんなと食べるの嫌いらしいか
ら。」
いきなりの飛んだ発言に言葉が出なくなる
え、何言ってるの優雅くん?
私を嫌われ者にする気?
するとクラスメイトは一気に顔を曇らせる
「何だよ、それ」
「いや、流石にそれはなくない?」
「こんなんだったら卒業写真入れんじゃなかった」
否定しようとしても、言葉が出ない…
優雅くんの発言でどんどん空気が悪くなっていく…
優雅「まぁ、そういう事だから。
行こう?A」
ラッキーフラワー
アジサイ
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冷火(プロフ) - 初投稿おめでとうございます!私も実は初投稿しました!頑張ってくださいね! (2019年5月16日 22時) (レス) id: d5886401d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お花畑 | 作成日時:2019年3月31日 22時