検索窓
今日:8 hit、昨日:17 hit、合計:84,919 hit

79 ページ29

.






 





「祭り?」




__________

________

____


__



_




「そうっス!」




と、また子が胸を張った。
船が江戸についた際事故が起こり、今は修理の真っ最中。
あと三週間近くはこのままだという。


また子の手には、一枚のチラシがあった。




「大規模な祭りらしいんスよね〜」

「……それで、貴方が行きたいと?」

「違うっス!私じゃないっスよ!」

「は?」

「晋助様っス!」




_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _

松下村塾での事だった。




『高杉』


『ふむ……。銀時は銀時で、高杉は高杉なんだな』

『嫌われてんじゃねーの?』

『なるほど』

『テキトーな事いってんじゃねーぞコラ』




外で竹刀を振るA。
そして、それを縁側から見つめる男三人。
『そろそろ止めるか?』とヅラが呟く程の時間が経った。

するとそれに気付いたのか疲れたのか、Aが竹刀を投げ捨てた。

そしてフラリとぶっ倒れ、

…………は?ぶっ倒れ?





やばい、と手を伸ばした____が、もう遅い。




そしてバタン、といい音が………………




『……っぶね!』




する寸前、銀時がAを抱き抱えた。




『大丈夫か!?』

『…銀時…。……疲れた』

『……バカだわコイツ』




と銀時が呟く。

慌てて二人を囲むように駆け寄ると、銀時に抱えられた彼女がゆっくりと目を閉ざした。




『……寝た?』

『コイツってほんと自由』




彼女の顔を覗き混めば、急に目を見開いて『うおっ!?』と声をあげてしまう。

それも気にせず、彼女は『たかすぎ』と俺を見て起き上がった。


そして俺の真っ正面に立ち、唐突に




『“晋助”…って、呼んでほしいの?』





.

80→←78



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
281人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

白桜姫 - 続き見たいです。(●´ω`●) (2018年8月22日 12時) (レス) id: feb278e6cf (このIDを非表示/違反報告)
紗夜香(プロフ) - 面白いです!私、晋助推しなので晋助が出てきて嬉しいです!! (2017年12月10日 11時) (レス) id: 84ea2cf976 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 睡蓮さん» ありがとうございます〜!嬉しいです(´`* (2017年10月5日 19時) (レス) id: e9cc4f7844 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮 - 続きが気になります!応援しています♪ (2017年9月24日 13時) (レス) id: 68b1023c43 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 雷火さん» ありがとうございます...!とても嬉しいです;;;;;;更新してこよ、(ちょろい) (2017年8月24日 16時) (レス) id: e9cc4f7844 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:葉月 | 作成日時:2017年8月7日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。