【銀魂】銀時さん家の鬼嫁!２

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なんだか本当にやってもらってばかりでいけない気がする、ぜひ持たせてくれと頼んでも、「気がしてるだけで俺ァ何もしてねーですぜ」と返された。
私としてはその気持ちで十分なのに。
と伝えても何とも返ってこない。

よそ見をしている間にすっと手を伸ばしても、静かに遠ざけられる。
何度奪おうと試みても、すすすすっと上手いこと避けられた。




「………沖田の意地悪」

「諦めの悪りィ女だ」

「粘り強いと言ってください」

「どうかねェ」

「…何かしてないと気が済まないの」

「へーへー」

「聞いてない」

「聞いてらァ」




すると沖田は、面倒くさそうに




「…でもなァ、男ってェのは誰にでもカッコつけたくなるもんなんでィ。だからカッコつけさせんのが、女の優しさなんじゃねーのかィ」




…なんと。




「……そういうもん？」

「そういうもん」




今度から新八くんにもカッコつけさせなければ。
我慢してたんだね、新八くん……。

と、変な方向に転換する私だった。




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