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「着物、買いに行っか」




立ち上がる銀時、もう出掛ける準備が出来ている二人。

いや、わざわざ買い直す必要はない。止めようと「………この服で十分だけど…」と言うと、銀時は真顔で




「いーのいーの、俺が着物姿見てーの」

「結局オメーの願望じゃねェェか!!」

「姉御はどの服でも似合うヨ。その中から私と暴れまわれる動きやすい服を選ばなきゃならねーアル」

「騒ぎ起こそうとすんなァァァ!!」




素晴らしい連続ツッコミと、選ぶ気満々の乗り気な三人に顔が綻ぶ。




「……じゃあ、頼もうかな」



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「姉御、コレ着てみるヨ!絶対似合うアル!」

「いやそれ特攻服!!」




「どっから持って来たの神楽ちゃん!」と新八くん、「あっ、それ私の私服!」と慌てる店員さん。

助けてほしい。




「あ、コレいんじゃね?」

「コレも素敵ヨ!絶対動きやすいアル!ね、姉御!」




同時に振り替える二人の目線の先には、力が抜けて倒れ混んでいる私の姿。




「…あの…Aさん、もう疲れ果てて倒れてますよ」

「…かえる…」

「大丈夫かー?」

「私を見ろ私を……どっからどーみても疲れてるっての……大丈夫要素どこにもねーわ……」




そう、着物を選ぶという作業が苦手らしい私は、早速疲れ倒れていた。

呉服屋のソファに座っていては着せ変えられ着せ変えられの繰り返しで、正直寝巻きで出ていってもいいと思うほど疲れている。




「……………かえる………」

「もう少しいない?」

「……………いない……」

「帰りたい?」

「帰りたい」

「あ、そこは反応早いんだ」




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白桜姫 - 続き見たいです。(●´ω`●) (2018年8月22日 12時) (レス) id: feb278e6cf (このIDを非表示/違反報告)
紗夜香(プロフ) - 面白いです!私、晋助推しなので晋助が出てきて嬉しいです!! (2017年12月10日 11時) (レス) id: 84ea2cf976 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 睡蓮さん» ありがとうございます〜!嬉しいです(´`* (2017年10月5日 19時) (レス) id: e9cc4f7844 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮 - 続きが気になります!応援しています♪ (2017年9月24日 13時) (レス) id: 68b1023c43 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 雷火さん» ありがとうございます...!とても嬉しいです;;;;;;更新してこよ、(ちょろい) (2017年8月24日 16時) (レス) id: e9cc4f7844 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉月 | 作成日時:2017年8月7日 10時

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