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______夜

真夜中の暗い日の事だ
辺りはもう真っ暗でどの部屋にも電気はついていない時間帯に1つの部屋にポツリと明かりを灯している部屋があった


『まぁま〜!まぁま〜!』
「ママは此処に居らぬ!」

新米パパが夜泣きで泣いている我が娘をあやしている最中だった

『まぁま〜・・・まぁま〜・・』
「ママは居らぬのだ!Aのパパは此処に居るだろう!パパで我慢してくれぬか!!」



Aが芥川の娘になってから1週間。

此処までの間何も起きず平和に育児をしていたものの芥川は何時もの様にAを抱く

Aはふととある事を思い出す


芥川の温もりがAの母親の温もりに似ていたのかAは母親が恋しくなってしまったようだ
それで感情のあまり泣いていたのだ

之には芥川も手こずっていて掛ける言葉が無い
取り敢えず抱いてゆらゆらとAをあやす事位が精一杯だった


1時間、2時間と芥川の自由な時間はAの夜泣きでどんどんと奪われていく
体力と気力の限界だった

するとコンコンという部屋のノックが聞こえた


「よォ、芥川。俺だ。入るぞ」

その人物はそう云い部屋のドアノブを捻り入るる。

名は中原中也。ポートマフィアの幹部で芥川の上司だ。芥川は上司にこんなみっともない姿を見せたくなかった

だがAは容赦なく泣き続ける


「之が芥川の娘か?先刻から泣き声が酷いから様子を見に来たんだが・・・」
「母親を思い出したようで」

芥川は渋々そう答える
中原はふぅんと頷いた

「オイ芥川。俺にその赤子抱かせろ」

芥川は恐る恐る泣いている我が娘を渡した
Aも泣きすぎたのか泣く気力も無くなっていた

すると中原慣れた手つきで赤子の背中を摩る
そして揺りかごが揺れる様に揺らしAに声を掛けて言った
何と云っていたのかは判らなかったがその優しい声に心が安らいでいった


Aは落ち着いたのかピタリと泣き止んで上機嫌に笑い出す
安心したのかのように芥川はふと笑う


「機嫌良くなったぞ」
「有難う御座います。中也さん」
『まぁま!』

Aのその言葉にピタリと動きが止まる
中原の服を掴みそう云う

新しい中原ママが誕生したようだ




テスト期間だっため中々更新出来ずにいました申し訳御座いません。更新していない間に沢山の評価、hit、コメント誠に嬉しいです。有難う御座います。今日終わりましたので、また更新を再開させて頂きます。
今後も宜しくお願いします。

2018 5,29ちろっと

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ニコ(プロフ) - 中原マミーとやつがれパピーは草www (2022年1月16日 2時) (レス) @page6 id: 3cff96fe75 (このIDを非表示/違反報告)
ミカンチャン(プロフ) - 中也ままがツボwwwww夜中だから変なツボ入ったwwww (2021年12月22日 23時) (レス) @page6 id: bf3a83fab0 (このIDを非表示/違反報告)
- 白狐さん» それなですなぁ (2019年7月26日 22時) (レス) id: fe6437d156 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - とても面白くて続きが気になります!更新頑張って下さい!(p`・ω・´q) (2019年4月27日 23時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - すごく面白くて好きです!!更新止まってるのは残念ですが、頑張って下さい! (2019年1月3日 21時) (レス) id: fc07deccbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちろっと | 作成日時:2018年5月20日 12時

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