私の傘は。

八 ページ10

「(ﾊﾟﾁ)」


「うん〜……」


よく寝れた気がする



あれ？



………あ、そっか、宇宙だった。



窓をちらりと見る。


…景色の違いがあんまりわからないなぁ。

団長さんの見慣れたって言う言葉がよくわかったや。



そういえば、団長さんは……？


横をちらりと見る。



団「ｽｰｽｰ」



寝てる。


昨日は起こして悪かったなぁと思う。



……それにしても、相変わらず綺麗な寝顔。



…この人に、私殺されるのかもしれないんだっけ。


私、よく横で寝れたなぁ。

まあ逆に誰かいないと寝れなかったんだけどさ。





……………




………………




………暇だなぁ。



正直ご飯食べて寝るくらいしかやることないんだよね。



はあ〜……
朝御飯なんだろうな〜。



そう思い
とりあえずベッドから出ようとすると



ガシッ



「(ﾋﾞｸｯ)」


団「……」




腕を掴まれた。



ビックリしたー。



また起こしちゃったのかな



そう思いつつ横を見ると





団「ｽｰｽｰ」



「…」



寝てる。


けど私の腕を掴んでいる。



………反射、かな？



握っている手を離そうとすると



「わっ」


団「ｽｰｽｰ」


「……」





……抱き枕にされた。


何気に痛い。



なんだこの状況。

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