私の傘は。

十四 ページ16

星につきました。

そして団長さんに言われました。



団「先に仕事をしなきゃいけないんだ。だから君には…………」



ｶﾞｼｬﾝ




団「牢屋で待っててもらいます。手錠と見張りをつき。」



「今までの贅沢ライフはどこへ……。」



団「大人しく待っててね。まあ出られないと思うけど。」




そして団長さんはお仕事をしに行った。


・
・
・



見張りつき。

手錠つき。

の牢屋。



団長さんの言うとおり脱走は無理かな。




はあ、暇だ。


もう牢屋に入ってから一時間経った気がする。


もう暇ー。




そう思いつつゴロゴロしていると、ふと見張りが目に入った。



「………何でお腹抱えながら震えてるんですか？」



見張り「……いきなり、腹痛が…………。」



「漏れそうなんですか？」



見張り「……」



「…トイレ行かないんですか？」




見張り「絶対間に合わない……」




「……なら、ここのトイレ、使ってくださいよ。」





冗談で言ってみる。






見張り「………」




(ｶﾞﾁｬ)




見張り「失礼します」






………いやいや、え？


戸惑いながらも、
チャンスと思い、見張りさんから鍵を盗ってみる。




…………見張りは気づかない。

トイレする気満々。






……………こっそり出てみる。



そして鍵を閉めてみる。


……手錠を外してみる。





「…………脱走成功しちゃった。」



見張り「い、いつの間に‼」





お前がトイレしてる間！！！







それにしてもこんな馬鹿なことがあるんだなぁ。


神様が逃げろって言ってるんだなきっと。






とりあえず傘取りに行こう。

脱出はそこからだ。



_________________________

脱走方法思いつかなくて
馬鹿な見張りをつけました。


絶対こんなのありえない。


ありえないけど……



仕方ないんです……


作者、馬鹿だから。

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