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ある日 いつもと同じ通り練習していると後ろから黄色い声が聞こえてきた
これもいつも通りの事だったがふと振り向くと女子が数人いた
大抵の女子は俺を見にやってくる、しかしその中の一人は目線が俺では無い違う方向にいっていた
その目線を追ってみるとあの鰐間兄弟だった
(まじか、あの人達のファンとか珍しいな)
その時はそれ以外特に何も思わなかった
俺の足が壊れるまでは…
あの絶望を知ってしまった俺はもうあの時のように走ることができなくなってしまった
そんな俺を周りの奴らはどんどん見放して行った
練習するのが苦しくなり俺は次第に部活に行かなくなった
ある日、校舎から部活の様子を見ながらぼーっとしていると急に声をかけられた
「部活、行かないんですか」
振り向くといつかの鰐間兄弟ファンだった
あの時はよく見ていなかったがだいぶ地味な格好をしていた
(黒縁メガネに三つ編みはないだろ…)
そんなことを思いつつも俺は答えた
「別にお前には関係ないだろ ってか誰だよ」
「AAです、貴方は千切豹馬さんですよね」
そう言いながらそいつの目線は俺の足に行っていた
「その足どうしたんですか」
(初対面なのにこいつには遠慮というものを知らないのか…)
腹が立ったが一周まわって呆れてきた
「… 右膝前十字靭帯断裂だって」
「そうなんですか」
すごく興味のなさそうに返答に俺はまた腹が立った
「いや、お前から聞いてきたんだろ てかお前鰐間兄弟はいいのかよ」
「もう興味が失せました、それより私は貴方が気になります」
(は? こいつは何を言っているんだ、才能の壊れた俺に興味がある?)
「お前頭おかしいんじゃないの?」
「よく言われます」
…どうやら本気らしい
「なのでこれから毎日話しかけますね」
(めんどくさいことに巻き込まれたかもしれない…)
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※ごめんなさい、千切君が鰐間兄弟の事どう呼んでるか分からないのでそこは臆測で書いてます
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ニャオハ立つな! - オリフラたってますよー (2022年12月25日 3時) (レス) id: 6b5b2130a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:米だ | 作成日時:2022年12月19日 6時