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翌日の朝。私達は村を立つことにした。
谷垣はまだあの村で恩返しをするそうだ。
私は、村を出る間際に谷垣へ近寄る。
『谷垣！私が軍から逃げたせいで他の兵士たちが私を追ってここまで来るかもしれない、その時は』
「分かってる。その時は俺がこの村の人達を守る｣
谷垣は決意の籠った力強い瞳で私を射抜く。
そんな眩い瞳から目を背けるように、
私は小さく頷いて踵を返した。
そして、杉元達の元へ駆け寄る。
「用は済んだのか？」
『うん、待たせてごめん』
「それじゃあ…いざ海へ！！！」
そうして、私達は村を離れた。
*
「その辺見和雄という男は金塊に興味無いんだろ？
それなのに何故他の囚人を集めるんだ？」
「知らねぇよ。あいつの考えなんか知りたくもねぇ」
私の前を歩く杉元と白石の背中を、
ぼーっと見つめながら歩く。
私の怪我は治ったとはいえ完治した訳では無い。
そんな状態での長距離移動はかなり厳しいものだった。
『っ…は…』
汗が背中を伝い、息も切れてきた。
しかし、私が杉元の足を引っ張るなんてダメだ。
歩かなきゃ。足枷になっちゃダメだ。
「A？大丈夫か？」
『アシリパさん…大丈夫、全然…』
「無理しなくていいんだぞ？
Aはなんでも私に言っていいんだからな！」
アシリパは何故か自慢げに胸を叩いた。
なんだか妹のように思われている気が…。
私とアシリパさんの様子を見かねて、
前の2人も足を止める。
「杉元、白石！確かこの辺りに最近仕掛けた罠があるから、獲物がかかってないか見てきてくれ！」
「あぁわかった。ほら行くぞ白石」
「やーん置いてかないで〜！！」
私は、眉を下げるアシリパさんを見つめる。
きっと私の様子を見かねて休憩させてくれたんだ。
申し訳なさで胸が苦しくなる。
私に気をかけなくていいのに。
「ほら、1度休憩しよう、な？
大丈夫か？座れるか？」
『ありがとうアシリパさん。ところで、
もしかして私を妹か何かだと思ってる…？』
「妹…それいいな！！！
なんだかAは気にかけたくなるんだ。
これからは、私はAのお姉ちゃんだ！」
アシリパさんの私を気にかけたくなる理由は
全く見当もつかないが、楽しそうだからまぁ良いか。
そんなこんなで休憩を挟みつつ、私達は海に目指した。
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
