6.間違い ページ6
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あれから数日後。
私の体は充分に動けるほどまで回復していた。
早速明日から海に向かって出発するらしい。
なんでも、そこに辺見和雄という囚人がいるとか。
「おーいA〜！！っと」
自分の羽織のほつれた部分を直していると
白石が後ろから肩を組んできた。
特に抵抗せずにそちらに振り向けば白石の顔がドアップで視界に映る。
『…近いね』
「いや〜やっぱり近くで見ても美形だなぁ〜！
女にかなりモテるだろ？おん？」
『いや、別にモテないけど』
肩を組んだままの白石に、淡々と答えると、
白石は「まじで〜！？意外すぎ〜！！｣
と、やけに乙女な感じで答える。
しかし、白石は距離感がバグってるなぁ。
そんな感想を抱く。
「っ何してんだコラっ！！！！」
「っいってぇぇ！！お前こそ何すんだよ杉元！！」
そこに、杉元が現れた。
杉元は右手に変な形状の木の棒を持って、
その棒で白石の頭をボカスカ叩いていた。
そして、白石の首裏の襟を掴んで、
彼を引きずったまま私から遠ざける。
私は、座ったまま杉元を見上げた。
『ありがとう杉元』
「あのさ…Aは女の子なんだし抵抗しようぜ？」
「っはぁぁぁぁぁ！？！？」
杉本の発言で、白石はガバッと起き上がり叫んだ。
うるさすぎて、口をつぐんで耳を両手で塞ぐ。
白石は私を指さす。
「お、女の子なのぉぉぉ！！？？」
『あぁ…まだ見せてないか』
私はずっと被っていた軍帽を外す。
そこから黒髪がさらりと揺れながら現れた。
白石はゴクリと唾を飲み込む。
『私、実は女なんだ』
「えぇぇえ！！まじかよ！！」
「な、なんだって…」
白石の声に被って、物が落ちる音と1人の声が聞こえた。
声の聞こえた玄関の方を向けば、そこには驚いた顔をして硬直した谷垣がいた。
「Aさん…じょ、女性だったなんて…」
『隠してたからね。あとそのさん呼びやめて
敬語も必要ないよ』
「は、はい…」
谷垣は、あまりの衝撃で落とした木の枝を
集め始めた。私もそこに駆け寄って、木を拾う。
谷垣はやけに動きがカクカクしている。
そんなに衝撃だっただろうか…。
下を向いて垂れてくる髪を耳にかける。
と、その瞬間またもや何かが落ちる音がした。
「A……お前女だったのか…！！」
玄関で弓を落として立っているアシリパ。
既視感のある展開に、Aは遠い目をした。
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
