31.さらば殺人ホテル ページ31
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白石は切羽詰まった様子で近付いてきた。
私は、咄嗟に机の上に置かれた袋を持ち、
それを白石に押し付ける。
反射的にその袋を受け取った白石は、
不思議そうにこちらを見た。
「女将は入れ墨の囚人だ！
地下室には拷問室があって、狙いは牛山と
Aちゃんとアシリパちゃんだとよ！」
『アシリパが…！なら今すぐに行かなくちゃ。
白石は爆薬の入ったその袋を持って先に行ってくれ！
私はキロランケを背負って追いかける！』
「え…えぇえ！？無理に決まってんだろ！！
身長差とか、体格差とか色々含めて出来ないだろ！」
白石は、目を見開いて私の肩を掴んだ。
今の私が正気では無いとでも思っているのだろうか。
私はそんな白石の腕を力強く掴む。
『出来なくても、やらなくちゃいけない』
「っでも…」
『私がもっと早くにガスに気がついていれば
こうはならなかった。全部私の責任だ。
だから、私がキロランケを安全な場所まで運ぶ』
Aの有無を言わせない力強い瞳に、
白石は俯いて、大きく息を吐いた。
そして再び顔を上げる。
「分かった！！俺は先に杉元達の部屋に行く！！
だからAちゃんも必ず追い付けよ！！」
部屋を飛び出そうとする白石の背中に、
私は思わず声を掛けた。
『白石…お前は良い奴だ！！』
白石は、一瞬動きを止めて振り返った。
そして妙に腹立つ動きで指をパチンと鳴らした。
「……ピュウ☆」
白石の離れていく背中を見送って、
私は固唾を飲み込み、キロランケに向き直った。
*
『…っくそ…重いな…！！』
未だに眠ったままのキロランケを背負う。
かなり前屈みになって全身に力を込める。
そうでもしなければ、一瞬気を抜くだけで
倒れてしまう程キロランケは重いのだ。
顎を汗がつたい、息も切れるが、確実に1歩1歩進んでいた
その時、部屋から杉元が飛び出してきた。
「っえ！Aなにやってるんだ！？」
『杉元…アシリパと白石は…！？』
「白石は逃げた女将を追ってる！でも、
アシリパさんはガスのせいでまだ眠ってるんだ」
杉元が指差した方向を見れば、
ベッドにアシリパが横になっていた。
再び杉元に振り返ったその瞬間。
ホテルが揺れると同時に爆発音が鳴り響いた。
「っなんだ！？」
『多分白石に持たせた手投げ弾だ！
早くこのホテルを出』
私の言葉が続く前に、少し離れた煙の中から女将と、
その女将の横の壁を壊して、チンポ先生が現れた。
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
