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『ほら、3人ともちゃんと歩け、部屋はもうすぐだから』
あの後、先生はやけに興奮して先に帰ってしまった。
結果、現在私は酔っ払い3人の面倒を見ている。
私は女将に案内された時に見た絵画の順番を思い出しながら、3人がちゃんと着いてきているか確認しつつ廊下を突き進む。
「よく覚えてるなぁ」
『まぁ、記憶力は良い方だから…って
杉元そっちは逆だ！アシリパも廊下で寝るな！』
キロランケの問いに答えている時に
私の元を離れる2人への走る。
そしてついに寝てしまったアシリパを右手で抱いて
もう左手ですぐどこかへ行く杉元の手を握った。
『杉元！勝手に離すなよ？』
「分かった…」
ふわふわした杉元は、私の左腕を包帯の上から掴んだ。
その途端、ピタリと足を止める。
様子のおかしい私の名前をキロランケが呼ぶ。
しかし、私はすぐに返事が出来なかった。
____「お姉ちゃん！」
いつも、私の左腕を掴んで離さなかった弱気な弟。
杉元に掴まれた時、一瞬だけ懐かしい彼の声が蘇る。
痛切で暖かくて、優しい記憶。
そんな美しい思い出に浸っていれば、
キロランケが酒で距離感がおかしくなったのか
膝を屈めて、至近距離で私の顔を覗き込んでいた。
「A、なにかあったか？」
『っいや、なんでもない…！早く部屋に戻ろう！』
キロランケの声と近すぎる顔にびくりと肩を上げる。
そして、慌てて再び歩き出した。
*
『ふぅ…ようやく3人を部屋に送れた…』
ベッドに腰をかけて、息をつく。
結局、部屋には辿り着くことが出来て
杉元達がちゃんと部屋に帰っていくのも見届けた。
ふと、私の周りのベットを見渡す。
隣のベットでキロランケが気持ちよさそうに眠っている。
しかし、さらに奥の白石のベッドに白石の姿は無かった。
まだ帰ってきてないのか。
もしかしたら迷っているのかも。
『でも…なんだか眠いな…』
私は欠伸を一つする。
今日は酒を飲んだせいかやけに眠たい。
白石を探しに行かなくては、と思うが、迫り来る眠気に逆らえず私は気絶するようにベットに横になった。
その日、私は懐かしい思い出を夢で見た。
*
「お姉ちゃん…ほんとに行くの…？」
『もう！私の左腕にしがみついてないで！
男なら胸張って立ちなさい！！』
「だ、だって…」
Aの左腕にしがみついて隠れている男の子。
彼はAの弟で、名前は小町 百田と言った。
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
