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銃砲店から少し離れた場所に位置するホテル。
その名も[札幌世界ホテル]。
今日はそのホテルに泊まろう、と決まってから
白石は気分上々で鼻息も荒くなっていた。
私はそんな白石を肘で小突く。
『白石、失礼なことするなよ？』
「もうAちゃんってばぁ！
この俺をなんだと思ってるのぉ？？」
今にも踊り出しそうな白石の様子に、諦めのような感情が湧いてきてそれ以上は何も言わなかった。
そのまま数分歩き私達はホテルに辿り着いた。
「すみませーん！誰かいますかー？」
重厚そうな扉を開けて、杉元が女将を呼ぶ。
すると階段上から女性の綺麗な声が返ってくる。
声に遅れて、姿を現したのは口元のほくろが印象的なとても美しい女性だった。
咄嗟に白石が私達の前に立ち塞がる。
「いらっしゃいませ。女将の家永と申します」
「白石由竹です。独身で彼女はいません。
付き合ったら一途で情熱的です」
『早速口説くな』
まるで先程の私の注意を聞いていなかったように、
白石は開幕早々女将を口説き始めた。
私はそんな白石の頭に横蹴りをする。
白石は「ぶへっ！！」と間抜けな声をもらして倒れ込む。
そんな私を見て、女将は口元に手を当ててそっと笑った。
「柔らかく伸びのある蹴り。女性特有の柔軟さが
生み出す美しい蹴りですね。とても憧れます」
『え、わ、女って分かるんですか』
「ふふ勿論です。それではお部屋に案内しますね」
観察眼の鋭い女将を筆頭に私達はホテルに足を踏み入れた。
「やけに入り組んだ作りだな」
「古かったもので…改築に改築を重ねまして」
ホテル内は、廊下が窮屈に感じるほど入り組んでいた。
真っ直ぐ行けるはずの道も、やけに曲がり角が多く
女将がいなければまず部屋には辿り着けないだろう。
「A？そんなにキョロキョロしてどうした？」
『いや…廊下の絵画を見てただけだよ』
「そうか…ならいいんだが」
キロランケが私の様子を気にかけて声を掛ける。
私は1人でも部屋に帰れるように妙に数の多い絵画を
一つ一つ記憶していった。
「こちらの二部屋でよろしいでしょうか？」
部屋に案内されて、私達は顔を突合せた。
そして一斉に拳を振るう。
杉元とアシリパがグー。
Aと白石とキロランケがパー。
結果、私はキロランケと白石と同室になった。
そんな私を杉元が心配そうに見つめる。
『心配するな杉元、白石の保護者は任せろ』
「心配してるのはそこじゃねぇ」
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
