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その夜。キロランケとAが談笑していた時。
杉元がトイレで席を離したタイミングを見て、
白石はアシリパをひっそりと外に呼び出した。
彼女は不思議に思いながら、冷たい夜風の吹く外に出る。
「どうした白石」
「アシリパちゃん…俺は気づいちゃったのよ」
白石は、さも探偵のように顎に手を当てて言う。
アシリパは眠気で欠伸をしながら続きを待つ。
すると白石は、部屋の中にいるAに
聞こえないように少しだけ声を小さくして続けた。
「Aちゃんの行動を見てきて分かったこと」
「なんだ……ふぁぁ、それは」
「絶対目が覚めちまうこと言うぜ？？
良いのか？？言っちまうぞ？？」
「早く言え」
肘でアシリパを小突いた白石を一蹴するアシリパ。
白石は、キリッとした目でパチンと指を鳴らす。
「Aちゃんは杉元が好きなんじゃねぇか？」
「なっなんだとっ！！！」
アシリパが驚愕の声を出したその時、
すぐそばの物陰からパキリと木の枝が折れる音がした。
咄嗟にそちらに振り返る2人。
そこから現れたのは、軍帽を深く被った杉元だった。
「あー！お前さては盗み聞きしてたなー？！」
「いや…だ、だって白石がアシリパさんに
変なこと言ってないか心配で」
杉元は咄嗟に言い訳を言う。しかし、頑なにこちらを見ない杉元を変に思ったアシリパが彼に近づいた。
そして彼の顔を見て、口をあんぐりと開ける。
「お前……顔が真っ赤じゃないか！！」
「お前最後のも聞いてたのかよ！？」
「しょ、しょうがねぇだろ！！」
Aが杉元のことを好きだということを、
最悪にも張本人である杉元に聞かれてしまったのだ。
当の本人は顔を真っ赤にしている。
白石とアシリパはそんな彼を挟んで肘で小突く。
「結局お前はAの事どう思うんだぁ？あぁ？」
「聞き逃げは良くねぇなぁ杉元ちゃんよぉ？？」
「い、いや、どうって……
そりゃ顔は村でも有名なべっぴんさんだったし……」
その時、『おーい』とAの声が響いた。
ビクッと肩を上げる3人は恐る恐る声の方へ振り向く。
おかしい様子の3人に首を傾げながら、
Aは家を指差した。
『もう夜も遅いし、そろそろ寝よう。
ってキロランケが言ってたけど…お取り込み中？』
「いや！！！ぜんっぜん大丈夫！！
よし！！早く寝よう！！な！！」
汗をかきながらやけに大声でそういう杉元に、
2人は「逃げやがったコイツ…」と思ったのであった。
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
